重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
【日経新春杯】まさに“出世レース”
今週は、ハンデ重賞の
日経新春杯(G2)。
昨年の勝ち馬グローリーヴェイズは、続く天皇賞・春(G1)で2着、暮れには香港ヴァーズ(G1)を制覇と大出世しました。
過去に、このレースで馬券になった馬が、後に重賞タイトルを続々と獲っていることは、意外に知られていないのでは?
19年2頭、18年2頭、17年3頭、16年2頭。毎年、重賞勝ち馬を輩出しているのが、この「日経新春杯」というレースです。
中には、ミッキーロケットやシュヴァルグランといった後にG1を勝った馬もいて、まさに“出世レース”となっています。
ではなぜ、後に重賞を勝つような有力馬が、この早い時期から始動するのか?
その答えは、外厩施設が充実したことにあります。近年は外厩施設での調教、育成の技術が大きく向上しています。
要は、「長期休養明けがデメリットとはならない」というのが大きな要因。この時期でも、春のG1戦線へ向けて、有力なステップレースになり得るわけです。
とは言っても、G1級の馬が始動するわけではなく、今のうちに賞金を加算しておきたい各陣営の期待馬が中心です。
ここで好走した馬の、その後の好走レースを見ると、天皇賞・春、日経賞、阪神大賞典、アルゼンチン共和国杯といった主要な長距離レースが目立っています。
今年も、先々を見据えて《長距離重賞》で通用する適性、能力を持つ馬にチャンスがありそうです。
アフリカンゴールドは、このレースと密接な関係にある長距離重賞、アルゼンチン共和国杯(G2)で小差の3着というのが心強いですね。去勢効果がしっかり出て、溜めを利かせて終いの末脚が弾けるようになりました。
茨城のミッドウェイファームから戻ってきた後も負荷をかけた調教をこなして態勢は整っています。ルメール騎手も「重賞を勝てるだけの馬」と評価していたほどで、タイトル獲得は目前の1頭です。
もう1つ、日経新春杯でキーになるのは、「1番人気」・「4歳馬」でしょう。
1番人気馬が過去10年で【4.4.1.1】と、馬券圏内を外したのはたった1度しかありません。
近年で連対しているのが、16年シュヴァルグラン、17年ミッキーロケット、18年パフォーマプロミス、19年グローリーヴェイズという顔触れ。
先々、大きなレースで活躍するには、ここは、あくまでも通過点でしかありません。1番人気で期待に応えた馬=未来の活躍馬と捉えることもできますね。
4歳馬が【7.5.1.19】と好結果を残している裏には、前半の話と少し重なりますが、G1級の実力馬が始動してくる春先までに、期待馬に賞金を加算させておきたいという目論見があるのでしょう。
これも好走馬が先々まで活躍していることに繋がっています。
明け4歳の
レッドジェニアルは、2勝している得意の京都を見据えて、ここから始動します。12月半ばから乗り込まれて上手く仕上がっていますよ。
菊花賞の反動もなさそうで、トップハンデを克服できるだけの態勢にありそうです。既に重賞を勝っていますが、本格化はまだ先という馬だったので、本当の勝負は今年からです。
日経新春杯を攻略するためには・・・
・大きいレースを見据えた馬を探し出す
・明け4歳馬と、ベテラン馬の能力比較
この2つが重要な要素だと思います。
調教師時代に、競走馬を常に間近で見ていた経験から、分析した『5頭の馬券候補』をぜひ馬券購入の参考にしてもらいたいですね。
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