重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
今年も波乱確定!? 近年の傾向から浮上した穴馬候補
今週は
エプソムカップ(G3、東京芝1800m)が行われます。
まず、大前提として知っておくべきことは、4歳馬の降級制度の廃止(2019年から)に伴い、賞金の都合で安田記念に出られなかった馬がココにスライド出走するケースがなくなりました。
要するに、メンバーレベルが以前よりも低下しています。
そうすると陣営には「秋に向けた試金石」「ウチの馬でも通用する」といった挑戦の意味を込めた参戦が増えたりして“紛れが生じやすいメンバー構成”となります。
実際、19年は1番人気ソーグリッタリングが3着に敗れ6万8720円決着、昨年は1番人気サトノアーサーが6着に敗れ421万馬券決着と、波乱度が高まっています。
その上で注目すべきなのが東京芝1800mのコース形態です。
スタートしてすぐにコーナーがあり、そこから長い向正面を走ることになるため、序盤の先行争いはあまり見られず比較的流れが落ち着きやすいです。
また、Cコースは最内から6m外側に仮柵が置かれています。最後の直線の長さは常に一定なので、3,4コーナーがA,Bコースの時よりも長くなり、より大回りになっています。
それがレースにどう影響するかというと、内々で走ることの優位性が強まるため《逃げ馬が有利》になります。19年以降の芝1800mのコース別・逃げ馬成績です。
Aコース逃げ【2.3.3.28】複勝率22.2%
Bコース逃げ【1.4.2.22】複勝率24.1%
Cコース逃げ【2.4.6.17】複勝率41.4%
Dコース逃げ【6.9.2.40】複勝率29.8%
乗り手からするとただでさえ広い東京で、余計に外を回っている感覚になるでしょう。のんびりと中団で追走していると取り返しがつかなくなってしまいます。調教師としたら、スタートが決まれば変に押さえず前々で流れに乗ってもらうように指示を出したいですね。余程の末脚を持っていない限り、前にいないと勝負になりません。
この傾向はエプソムカップも例外ではなく、過去5年で4頭の逃げ馬が馬券圏内に粘り込んでいます。
20年3着トーラスジェミニ(18人気)
19年2着サラキア(7人気)
17年3着マイネルハニー(6人気)
16年3着マイネルミラノ(6人気)
昨年は3勝クラスを勝ち上がって間もないトーラスジェミニがしぶとく粘って大波乱を演出、19年には当時は古馬重賞の壁を感じていたサラキアが激走しました。
連続開催の終盤であったり、雨が降りやすい時期的なものであったり、馬場が荒れていることも逃げ有利に拍車をかけています。
今年のメンバーで逃げそうな
アトミックフォースや
シュリが面白そうです。
このように、同じ競馬場の距離であっても使用コースによって好走馬の傾向が異なる場合があります。より本番に近いコース条件をイメージしながら馬券検討をしてみてはいかがでしょうか。
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