重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

提供:シンクタンク

重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

【東京新聞杯】牝馬躍進の契機は2016年の……!?今年も見逃せない注目馬2頭

元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。

現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を生かし、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。

かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探す日々です。

後半では東京新聞杯(G3)の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。

東京新聞杯の金言
牝馬にとって理想の番組に

今週行われる東京新聞杯(G3、東京芝1600m)は、春のG1・ヴィクトリアMや安田記念と同じ舞台ということもあって注目度の高い一戦です。

最近だと2022年にファインルージュがココで2着、ヴィクトリアMで2着と連続好走を果たしましたね。

このレースで注目すべきは牝馬の活躍が増えてきていることでしょう。過去20年の前半と後半で牝馬の成績を見比べてみます。

過去20年・牝馬成績の比較
2004~2013年【0-0-0-12】
勝率0.0%・複勝率0.0%

2014~2023年【4-4-2-11】
勝率19.0%・複勝率47.6%

この違いは一目瞭然。牝馬の好走馬は以下の通りです。

牝馬の好走馬一覧
23年2着ナミュール    (2人気)
23年3着プレサージュリフト(6人気)
22年2着ファインルージュ (1人気)
21年3着シャドウディーヴァ(3人気)
20年1着プリモシーン   (4人気)
20年2着シャドウディーヴァ(6人気)
19年2着レッドオルガ   (6人気)
18年1着リスグラシュー  (3人気)
16年1着スマートレイアー (5人気)
14年1着ホエールキャプチャ(8人気)

昔からずっと活躍していたわけではなく、2010年代の後半になってから勢い付いてきました。ヴィクトリアMが創設されたのが2006年なので、直接的な影響は考えにくいです。

そうなると、上半期の古馬牝馬路線が整備されたことが有力候補です。

古馬牝馬路線の変化
■2015年以前
1月:京都牝馬S(GⅢ)・芝1600m
4月:阪神牝馬S(GⅡ)・芝1400m
5月:ヴィクトリアM(GⅠ)・芝1600m

■2016年以降
2月:京都牝馬S(GⅢ)・芝1400m
4月:阪神牝馬S(GⅡ)・芝1600m
5月:ヴィクトリアM(GⅠ)・芝1600m

この整備により、春のマイルGⅠを目指す牝馬にとって東京新聞杯→春の重賞(阪神牝馬S・マイラーズC・ダービー卿CT)→ヴィクトリアMというローテーションが組みやすくなりました。

また、近年はノーザンファームを筆頭にレース間隔を空けながら外厩調整で臨むパターンが増えているので、そこで適鞍となるのが東京新聞杯というわけです。

阪神牝馬Sまで中8週、ヴィクトリアマイルまで中13週という間隔であれば、ココで目一杯に仕上げても問題ありません。

連対すれば収得賞金を加算でき、おまけに東京芝1600mを経験できるのだから「一石二鳥」とも言えますね。牡馬相手でもやれるという手応えは陣営の自信に繋がります。

調教師やオーナーは常に最善のレース選択を考え続けているので、このような傾向の変化が見られるのは興味深いですね。

牝馬の出走が増えつつある中、気になる2頭をレビューしてみます。

2月2日(金)時点のレビューとなります。

1頭目 アヴェラーレ
木村厩舎はこのレースで通算【1-1-1-0】と狙って結果を残せています。今年は2頭出しですが、昨年の3着馬プレサージュリフトと同じ京都金杯から参戦するアヴェラーレに注目。

これまでは間隔を取りながら使われてきた馬が初めての中3週。クラブの6歳馬で引退も近付いているので、得意の左回り・マイル戦での勝負気配が感じられます。

昨年の関屋記念(G3)では後に重賞を勝つディヴィーナとフィアスプライドを押さえて完勝。前走も56キロを背負い、内、前が有利な状況を外から猛追してきて力を示しています。ここも軽視はできないでしょう。

2頭目 サウンドビバーチェ
3歳時にチューリップ賞(G2)で4着、紫苑S(G3)で2着と先行力を武器に早い時期から活躍してきました。

気難しい面があって陣営も探り探りの調整だったようで、ムラッ気のある成績ですが、昨年の阪神牝馬S(G2)を勝利、ヴィクトリアM(G1)でも5着と秘めている能力は確かです。

7か月ぶりだった前走は久々が響いて15着と大敗しましたが、もともと叩き良化型。ひと叩きされた今回は一変する可能性は十分。心肺機能や筋肉はレースじゃないと鍛えられない部分もありますから。

東京新聞杯で買うべき5頭はこれだ!
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元調教師の経験・知見から、陣営の視点や思惑に着目。導き出した答えはこれだ!

重賞レース的中のカギは、出走させる側の視点にある!

■京成杯の推奨馬
  • ②バードウォッチャー
  • ⑥アーバンシック(2人気)
  • ⑩コスモブッドレア(10人気)
  • ⑭ダノンデサイル(5人気)
  • ⑮ジュンゴールド
今週は、特別に東京新聞杯・きさらぎ賞で本当に買うべき馬5頭を教えます。

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GIを2勝した元調教師・平井雄二が重賞戦略アドバイザーとして監修。調教師時代に培った相馬眼を武器に、馬券の勝ち組を目指す競馬ファンの皆様に馬券で勝てる馬を教えます!毎週木曜に公開いたします。
平井 雄二

元調教師・生涯成績255勝

主な管理馬
・サクラスターオー(皐月賞・菊花賞・弥生賞)
・サチノスイーティー(アイビスサマーダッシュ)

1969年 騎手免許取得
1985年 騎手を引退
1985年 調教師免許取得
1987年 サクラスターオーで2冠達成
    重賞獲得調教師賞を受賞
2006年 サチノスイーティーでアイビスサマーダッシュを制覇
2011年 調教師を勇退

調教師時代に培った確かな“眼”を武器に馬券になる馬を見抜く“技”は圧巻の一言。

人気に関係なく“馬券で勝てる馬”を探求する姿勢は競馬ファンの強い信頼を得ている。

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