境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2012年6月12日]

一皮剥けた高馬

第29回エプソムC(GIII)

1着トーセンレーヴ
2着ダノンシャーク
3着マイネルスターリー

ラップ:
12.7-11.0-11.6-11.9-12.0-11.9-11.4-11.6-12.6
時計:1.46.7

勝ったトーセンレーヴの賞賛は後回しにして、一言、今週は馬場読みが難しかったですね。土曜の段階でかなり悪くなっていた東京芝コース。10Rの芝1600mが1.37.8秒で、11Rのダ1600mが1.34.4秒。クラスが違うので単純比較(こんな比較をする方がおかしいのですが…)はできないにしても、芝よりダートの方が時計が速くなっていました。手元の計算では、土曜の芝コースは馬場差+3.5秒。標準より3.5秒時計が掛かる馬場でした。
これが、日曜には激変します。まあ、日曜は雨が降らず、回復はするだろうと思っていましたが、こちらの予想を上回る回復ぶり。実質、日曜は馬場差+0.4秒まで戻っていました。発表馬場状態もみるみるうちに良馬場まで進みましたし、天気を褒めるべきか、馬場を褒めるべきか…といった様相でした。
こんな状況ですから、通ったコースの差や仕掛けのタイミングといった、レース中に起こる出来事で勝敗が決せられることが多かった日曜の芝戦。そんな中で、ガッツリ掛かりながら力で押し切ってしまったトーセンレーヴの強さは賞賛されるべきでしょう。
正直、これまでのイメージから「馬力馬場になるとパフォーマンスが下がるかな?」という心配をしていたのですが、フタを開けてみればそんな懸念はどこ吹く風、このメンバーでは力が違いすぎたという印象です。待望の初重賞制覇。血統が血統ですから、この勝利を契機にまた一段レベルアップするかもしれません。秋の要注目馬の1頭でしょう。

血統的観点からは、ディープインパクトのワンツーという結果に衝撃。この2頭が力量的に抜けていたということはあるでしょうが、それにしても、道悪でもパフォーマンスを落としませんか、改めてスキがありません(北海道では少し信頼度が落ちますけどね)。
昨年、リアルインパクトが安田記念を勝った際にも書きましたが、ディープインパクトのスゴイところは、父サンデーサイレンスが苦手としていたレースを悉くモノにしているということです。安田記念しかり、このエプソムCしかりです。スキの無さという点に関しては、サンデーを凌駕するかもしれませんね。こうなったら、自身を超えるような超大物を出してもらいたいものです。そこまでされれば諦めも付きますので(笑)。

最後に、私が期待したシルクアーネストについて。
結論から言えば、よく走っていると思います。やや出遅れ気味で後方追走(鞍上のコメントによると、内から外に出てこようとしてきた馬を避けるため、余計に後方に下がるしかなかったとのこと)、この日の馬場を考えれば、よく伸びています。トーセンレーヴと違い、こちらは馬場状態や乗り方といった外的要因によって着順がいくらでも変わるくらいの力しかありませんから、この結果も仕方なかったと思います。本命を打ったこと自体は納得しています。

【by境和樹】

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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