上位2着までにオークスの優先出走権が与えられる
フローラステークス(東京・芝2000m)。
近年は桜花賞で好走したからと牝馬同士のオークスを狙うのではなく、距離が合うNHKマイルカップへ向かう馬も多く、牝馬のオークス路線は分散傾向にあると考えます。
ゆえに、このレースは本番への間隔からも、賞金の足りない馬にとっては本気度の高いガチンコ勝負。かといって、例年人気サイドで決着しているわけでもなく、狙い甲斐のある一戦。今年狙い撃つのは、
ロジャリーマインです。
ここまでキャリアはわずか2戦。しかも未勝利勝ちから即G2への重賞挑戦。しかも昨年暮れ以来の休み明けとハードルはかなり高いのですが、そこは母がエリザベス女王杯、宝塚記念を勝ったマリアライトという良血馬。
デビュー戦は既に2勝を挙げているアパパネの仔・アマキヒとアタマ差の接戦で2着。
前走はスタートこそ行き脚がつかなかったものの、向こう正面で一気にポジションを押し上げ、4コーナーを回って早くも先頭。そのまま後続をねじ伏せての快勝でしたが、レース中盤でのマクリで相当な脚を使いながら、上がり3ハロンのタイムはメンバー最速。母譲りのスタミナを披露しました。
本格化はまだまだ先でしょうが、出走馬の半数以上が同じ1勝クラス。過去2戦のパフォーマンスから素質は全く見劣りしませんし、ここをアッサリと突破するような本番のオークスでも見逃せない存在となるでしょう。
牝馬クラシック戦線のニューヒロイン誕生に期待です!