こんばんは。蓑田です。
先週の函館記念を勝利したのはファウストラーゼン。騎乗していた小林美駒騎手は重賞初勝利で、今年では今村聖奈騎手のオークスに続く女性騎手の重賞勝利となった。
レースぶりについては、良いタイミングでの絶妙なマクりだったね。過去に杉原誠人騎手が乗ってファウストラーゼンが好走した時とは違って、じわっと動いていく形の動きを見せた。
上がっていくポイントも、その時の手応えも良かったし、直線に入る前からこれはこのまま勝ち負けになるだろうと思ったね。
ただ、今回のレースに関しては、やはり直線の出来事についても触れておかないいけないだろう。
2着馬のケリフレッドアスクの進路を妨害したとして審議となり、降着とはならなかったものの小林美駒騎手は騎乗停止の処分となった。
ここからは私の見立てと感想ということになるけど、一発目に外にヨレてしまった動きは仕方がなかったと思うよ。馬の方が過剰に反応してしまって、そこにちょうど内に寄っていたケリフレッドアスクが重なって不運な形ではあった。
ただ、その後も直そうとするそぶりも見せずに右ムチを連打し続けたのは良くなかった。あれでは北村友一騎手や藤原英昭厩舎の関係者が妨害された、許せない、と思うのも当然だよ。
状況を考えれば、もちろん故意にケリフレッドアスクに寄せていった訳ではないだろうし、そもそも重賞初勝利が懸かったゴール前で必死で、自分のしていること、状況に気付いていなかった可能性もある。
とはいえ、あれだけ外にヨレ続けていた訳だし、少しでも内に直そうとする姿勢を見せていれば印象は悪くなかったんじゃないかな。
個人的には、今回は半馬身差があったから降着にはならなかったけど、これがクビ差やアタマ差だったら着順が変わっていたと思うね。もちろん過去のルールだったら確実に降着となっているケースだろう。
それでも、大敗が続いて人気薄だったファウストラーゼンを勝利に導いた騎乗自体は素晴らしいもので、今回のことも反省して糧にしてくれればさらに成績は伸びていくだろう。
今回のことと少し関係するが、以前から小林美駒騎手はステッキワークが大きすぎて、ムチを入れる時に自分の体も動いてしまって馬を邪魔しているようなところが課題だと思っていたんだよ。
その辺りも改善されれば、より色々な条件、色々なタイプの馬で結果を出せるようになるんじゃないかな。
小林美駒騎手は7月11日から2週間の騎乗停止となるため、今週の土日で函館での騎乗は最後ということになる。残念だけど、これも反省として札幌開催でまた頑張ってもらいたい。
土曜日はケリフレッドアスクを管理する藤原英昭厩舎のストレイクアスクに騎乗し、しかも勝利を挙げた。レース後に厩舎からの不服申し立てがあったほどだが、小林美駒騎手との関係が悪くなった訳ではないようで安心だよ。
日曜日は減量の利く前半のレースを中心に8鞍に騎乗する。函館記念は芝2000mでのマクりだったが、やっぱり基本的には短距離戦で前に行ける馬がいいだろうね。
2Rのアクロスメモリアは大敗が続いているが、いかにも小林美駒騎手への乗り替わりで52キロになるのとダート1000mという条件が合いそうな1頭。ここは強引にでも主張した方がいいんじゃないかな。
重賞は小倉での北九州記念。普通ならフリッカージャブとデアヴェローチェの2頭だろう。フリッカージャブの57.5キロはやや厳しい印象で、逆にデアヴェローチェの53キロは有利。この斤量差も込みで互角くらいになるかな。
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ただ、今週末の小倉は雨模様。馬場が悪くなればなるほど、何が起こっても驚けないような展開になるだろうね。2022年のボンボヤージなど、そもそもどんな馬が走っても不思議のない夏のハンデ重賞でもある。
極端な道悪になれば、ハナを切れてダートも走れて51キロのアメリカンビキニなんかは面白いかもしれないね。より極端に行くなら50キロで田山旺佑騎手が乗るジェニファーだけど、さすがにこれは走ったら驚いてしまうね。
| R | 条件 | 馬名 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 函館1R | 芝1200m | チカバリエンテ | A |
| 函館2R | ダ1000m | アクロスメモリア | A |
| 函館3R | ダ1700m | オーキーベルセルク | C |
| 函館4R | 芝1200m | ルーチェコメット | B |
| 函館5R | 芝1800m | サトノパラディ | B |
| 函館6R | 芝2000m | ヤクジョ | C |
| 函館7R | ダ1000m | アルヘンティニータ | A |
| 函館9R | 芝1200m | ベルビースタローン | B |
※評価はA〜Cの3段階
■北九州記念・過去10年好走ポイント
1.『夏は牝馬』の格言通り
2.重賞上位組は信頼
3.近年は特に逃げ馬が強い
牝馬が牡馬・セン馬よりも多く馬券対象になっており、複勝率は倍近くの数字となっています。5番人気以内の牝馬に限ると[3-5-3-15]、3番人気以内の場合は[2-4-2-9]で複勝率は47.1%と高確率。
前走重賞組が[6-7-7-77]で馬券の中心。その中から好走率の高い条件で絞ると、前走1着馬[3-5-2-3]、前走1番人気馬[1-3-1-2]。
脚質別成績では逃げ馬が優秀。基本的にクラスが上がれば上がるほど逃げ馬の成績は悪くなるため、重賞で好走率が高いのは珍しいと言っていいでしょう。
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