東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2021年07月10日]

【七夕賞】成長力と出来の良さに賭ける!

昭和39年(1964年)10月の東京オリンピックを知る者には、今度のオリンピックは何だろうと思ってしまう。57年前には、どこからも三波春夫の「オリンピック音頭」が流れ聞かれ浮かれるような雰囲気だった。ところが、今夏のオリンピックはおよそ浮かれるどころか、沈み落ちこむ気分しかない。もちろんコロナ禍もあるが、なにも猛暑の東京でやることはないだろうという気になる。アメリカの放映権ばかりに配慮するIOCの体質ももっと非難されてもいいのではないだろうか。

酒の出ない居酒屋など成りたたないのだから、「青夷」競馬ネットワークはもっぱらオンラインのテレワークで顔を突き合わせることもない。まあ、それも安全安心かもしれないが。このごろでは口撃機関銃ヤマの砲撃まくりの音声をすっかり忘れそうである。荒れることで名高い七夕賞。一番人気、7歳以上、斤量53キロ以下は黙って消すべしとか。人気の⑨クレッシェンドラヴを消すと大胆な発言。スタミナ系のキングズベスト産駒の2頭に注目して、④トーラスジェミニ、⑥ショウナンバルディを狙うらしい。あと4~5頭を加味して、馬連・3連複でいくとか。ギャンブル狂師ミノ先生は福島巧者の⑨クレッシェンドラヴを軸に①マウントゴールド、⑩クラージュゲリエにワイド2点流しで狙うという。穴党専科のマスターは長期休養明けで人気薄の過小評価馬⑦カウディーリョを狙い、なんとワイド総流しとは穴党の面目躍如!

ところで、吾輩の狙いとなると、4カ月半の休養明けでも、4歳馬の成長力に期待して⑤ブラックマジックに賭けてみる。もう1頭は、池江厩舎の2頭出しなら、5歳馬の⑩クラージュゲリエの休養明け2戦目の出来の良さに期待したい。

七夕賞だから、唯一の牝馬②ロザムールも気になるが、逃げ得意の同型馬が多く手を出しづらい。ここは「牡=牡」の馬券にしておく。 【七夕賞

⑤-⑩ ワイド1点で勝負する

⑤-⑩ 2頭軸で3連複総流しで遊ぶ


オススメ!
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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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