東大名誉教授が射抜くワイド1点

[2026年10月25日]

【菊花賞】未知数の魅力としぶとさで好配当を!

どんどん時代が移り流れていくような気がする。松井秀喜氏(52歳)がとうとう巨人軍の監督になることを引き受けた。恩師だった長嶋茂雄氏との約束がどうだったのかは不明だが、とにかく球団OBだったし、もっとも嘱望されていた人物だったから、米MLBに圧されて低迷気味だった日本のプロ野球にとって、活性化するに願ってもない機会だろう。巨万の金をもつメージャーリーグに対して、志し高いサムライ野球の気勢が上がれば、一段と華やいだ雰囲気につつまれた和風試合が蘇ってくるかのようだ。かつて「巨人、大鵬、タマゴ焼き」と叫ばれ、勇ましい巨人軍の活躍は、日本社会の繁栄を支えているかのようであったが、そのような時代が再生するのではないかという期待をいだかせる。

さて、3冠最後の菊花賞が来た。⑧ロブチェンに3冠の期待がかかるというのに、過去の3冠馬に比べて、ロブチェンにはG1・3勝馬ながら、ほとんど強さを感じない。どれも辛勝だったせいもあるが、ちぎって勝ったレースがないのが同馬のイメージになっているせいだろう。

われらが稿撃機関銃ヤマさんによれば、今年の3歳馬は弱いという。それはともかく、ダービートライアル青葉賞の勝ち馬⑨ゴーイントゥスカイが狙いらしい。タフで大きなストライドの長距離適性が見込めるし、人気も落ちて、馬券的メリット大で、ダービー同様ここも本命で武J頑張れとさけぶらしい。相手本線は⑩ダノンヒストリーと⑧の2頭にほか数頭を加えて、単勝・馬連・3連複・3連単で手広くいく。

ギャンブル狂師ミノ先生は、⑧ロブチェンの優勝は無しと断言し、長距離でぶっち切りの圧勝がつづいている⑩ダノンヒストリーを狙うという。鞍上ルメールと古馬にも勝っている実績もあり、相手は⑧のみで、単勝・馬単・馬連・2頭軸3連複でいくらしい。穴党専科の旧マスター・ジュンは、人気薄だが⑪アスクエジンバラに注目している。騎乗する岩田康誠がずいぶん気合をいれて調教の面倒もみているのが、ひどく気になるらしい。単勝・ワイド総流しでいくという。

さて、競馬の祭典ダービーだから、今年から応援できる新種牡馬コントレイル産駒3頭から選んでみる。新馬戦と2走目は凡走だったが、あとは辛勝つづきの⑭マジョレルブルーは未知数の魅力を感じさせる。もう1頭は勝てなくてもしぶとく粘ってくれるなら、やはり⑧ロブチェンは外せない。500キロ以上の巨漢馬は長距離不向きかもしれないが、接戦をものにできる精神の強さは無視できない。


【菊花賞】
⑧-⑭ ワイド1点勝負
⑧-⑭ 2頭軸3連複総流し16点で遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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境和樹 SNS

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