佐々木主浩の大リーグボール22号
第288球 [2013年3月2日]
【オーシャンS】このメンバーで56キロなら
月曜日に友道先生とノーザンファームしがらきへ初めて行ってきました。施設の素晴らしさに感動しながら、愛馬ヴィルシーナと対面。久し振りに会った彼女は、背丈が伸び、またひと回り成長した姿を見せてくれました。来週には帰厩し、大阪杯を目指して調整されます。そして、その大阪杯で最大のライバルとなるオルフェーヴルを敵情視察。こちらも状態は良さそうで、エールを送る意味も込めて頭を撫でてきました(笑)
阪急杯へ出走したプロスパーは、前哨戦としては好内容の2着だったと思います。位置取りがこれまでよりも後ろで、その事を福永騎手も気にしていたのか、レース後に私のところへ謝りに来たのですが、前に行って掛かるよりジックリと控える競馬ができた事は本番へ繋がるはず。2着で謝ってくるあたりに彼の人柄が窺えましたね。
それでは、土曜はまずは【オーシャンS】から検討していきます。
阪急杯に比べれば同じG3でもメンバーが小粒に映りますが、このメンバーで斤量56キロならダッシャーゴーゴーが中心で仕方ないでしょう。ロードカナロアとの使い分けでこのレースを勝ちに来たのは明らかで、本番を考えればむしろダッシャーは今回が勝負。絶好調の安田さんも川田騎手も「この相手なら負けられない」と思っているはずです。
相手には、連勝中で勢いがあるサクラゴスペル、高松宮記念へ出走する為に是が非でも賞金を加算したいアドマイヤセプター。距離さえこなせば面白いセイクレットレーヴに、自分の形に持ち込めば渋太いハクサンムーン。以下、ラフレーズカフェ、エーシンホワイティ、サクラアドニスあたりを考えています。
【チューリップ賞】も、同じく安田隆厩舎のレッドオーヴァルから。ローブティサージュ、クロフネサプライズ、グッドレインボーを本線に、ヴィルジニア、ウインプリメーラ、ウリウリ、プリンセスジャックを相手として押さえようかと思っています。
【by佐々木主浩】
大リーグボール22号とは?
驚異の相馬眼を持つG1オーナー【佐々木主浩】のメインレースの最終見解が読めるのは『うまスクエア』だけ。また、愛馬の最新情報など、ここでしか絶対に読めない内容が超満載。

佐々木 主浩
伝家の宝刀・フォークボールで日米通算381セーブの金字塔を打ち立てた“大魔神”2006年11月に馬主登録を行い、僅か5年半後の2012年2月にはクイーンカップで所有馬のヴィルシーナが1着となり、馬主として初めて重賞競走を制覇すると、さらに翌々週には阪急杯でもマジンプロスパーが優勝。2013年5月12日ヴィクトリアマイルでヴィルシーナが優勝し、初のGI競走制覇を果たす。