完全攻略ファイル No.3
【マイラーズC】オレを忘れるな!条件好転であっと驚く走りを見せる
マイラーズカップ(京都・芝1600m)は1着馬に安田記念の優先出走権が与えられる前哨戦。今年は一昨年のNHKマイルカップの覇者シュネルマイスター、連覇を狙うソウルラッシュ、昨年のセントライト記念を勝ち、菊花賞でも1番人気に支持されたガイアフォースがマイル路線に参戦と楽しみなメンバーとなりました。
先に取り上げた3頭は当然ながら一目置かねばならない実力馬ですが、馬券的に狙ってみたい馬がいます。それが
ビーアストニッシドです。
デビュー2戦目に初勝利を挙げると、その後は重賞でも好走を続け、スプリングステークスで重賞ウイナーとなりました。ところがクラシック3冠レースでは、皐月賞11着、日本ダービー10着、菊花賞13着と完敗。巻き返しを期した前走のチャレンジカップも8着と敗れ、すっかり忘れられた存在となってしまいました。
もっとも、2000m以上の距離は京都2歳ステークスで2着があったものの、本質的には長かった印象。リフレッシュを挟み、マイル路線に挑むのはスプリングステークスまでのレース内容からプラスになるのは間違いないでしょう。
ちなみにこのマイラーズカップは過去10年、距離短縮の馬が5勝、同じマイル戦が3勝、距離延長が2勝で、2000mから2ハロン短縮した馬は、前走マイル戦と同じ3勝を挙げています。
前走が2000mのマイラーズC勝ち馬
19年 ダノンプレミアム
→前走・金鯱賞
16年 クルーガー
→前走・中日新聞杯
14年 ワールドエース
→・前走・白富士S
また、僅差の競馬だったシンザン記念、共同通信杯の相手関係を見れば、このメンバーに入っても引けを取ることはなく、まだ底を見せていない距離ともあれば、狙わずにいられません。
馬名のビーアストニッシド(Be Astonished)は驚かされるという意味。久しぶりのマイル戦でファンをあっと驚かせる走りに期待です!
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