完全攻略ファイル No.2
【小倉大賞典】絶妙なバトンタッチ!完全復活がクッキリと見えた
今年最初のG1・フェブラリーステークスが行われる日曜日には、小倉競馬場でも重賞の
小倉大賞典(小倉・芝1800m)が行われます。
例年、下り坂を迎えつつあるベテラン実績馬と、クラシック戦線では少し足りなかった4~5歳馬がぶつかる図式。更にハンデ戦というのも相まって、馬券的妙味もたっぷりの一戦といえます。
今年の小倉大賞典で狙ってみたいのは、下り坂というには早い実力馬
ホウオウアマゾンです。
2歳時からオープン特別を勝ち、デイリー杯2歳ステークスで2着。3歳時にはアーリントンカップを勝って重賞ウイナーとなると、秋には古馬相手にスワンステークス3着、マイルチャンピオンシップ5着、阪神カップ2着と好走しました。
ところが、その後は安定感を欠くようになり、マイラーズカップ2着、阪急杯3着などの好走はあるものの、マイラーズカップ2着以降の10戦は(0-1-1-8/10)、着外8回のうち6回が2ケタ着順というスランプに陥ったのです。
何とも買い辛い馬となったのですが、前走が大きな転換点。600mの距離延長で自身初の2000m、更に過去の実績から苦手とする関東遠征で、自身初となる関西圏以外で5着入着。そのレースぶりも番手追走の正攻法。ようやく光が差しました。
今回は、これまた自身初となるローカルの小倉遠征となるのですが、1ハロン短縮はプラスに出そうですし、ここで前走・中山での好走が大きな自信となるはず。
また、横山武史騎手で復調のキッカケを掴んだところで、先週の小倉で4勝をマークし、関東リーディング4位までポジションを上げてきた
佐々木大輔騎手にバトンタッチされたのも楽しみな材料。
佐々木騎手はデビューからここまで重賞騎乗が12回。最高は4着で、名門・矢作厩舎が管理するチャンス十分の馬で、ここは気合が入っていることでしょう。
新境地を見出だしたベテランが若武者の手綱で久々の勝利へ!その可能性は大いにあると見ました。
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■山川レオ・プロフィール
記者歴十数年の中堅記者。1500レースを超える重賞のデータ分析と現場情報の二刀流が武器。フェアリーSで馬連8250円、日経新春杯で3連単1万3230円、きさらぎ賞で馬連3720円など好配当を次々ヒット中。
■今週の講義:フェブラリーS
テーマは「20年間・好走ゼロ!絶望データをまずはご紹介」