採れたて!トレセン情報

第1218回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
エプソムカップ(G3)
名手がこの馬を騎乗する理由

春の連続東京GIも終わり、北海道では夏競馬も開幕したが、春のロングラン東京開催はまだまだ続く。

今週の重賞は、例年、安田記念に出走できなかった馬が揃うエプソムカップが行われる。

ただ今年は、例年とは少し違う形相。コントレイルと同期の明け4歳馬をはじめ、クラシック路線を歩んできた馬の参戦が非常に多い。

クラシック3冠で2・3・3着だったヴェロックスを筆頭に、同期のニシノデイジー、明け4歳ではサトノフラッグ、マイラプソディ、アドマイヤビルゴ、ガロアクリーク、アルジャンナとクラシック出走馬の参戦が多く、なかなか見応えある一戦となりそうだ。

まず注目は、武豊騎手の行動だろう。

騎乗するのはマイラプソディだが、お手馬は他にも6億円馬のアドマイヤビルゴや、池江厩舎シュリ、それこそクラシック戦線では弥生賞を勝ちダービーでも騎乗したサトノフラッグの存在もある。

その中でマイラプソディを選んでいる。

もともと、以前の報道でもあったが、このオーナーは「武豊騎手で凱旋門賞を勝ちたい」と言うほど武豊騎手を応援している、武豊騎手にとっては大きなタニマチ的存在でもある。

ゆえに優先して騎乗するところもあるように思えるが、実は応援しているからこそ「他にチャンスがある馬が居ればそっちを選んでもいい」というほど理解もある。実際、昨年のダービーではマイラプソディでは無く前述のサトノフラッグに騎乗していた。

ゆえに今回、お手馬が被っている中で選んで乗るマイラプソディは、それだけで注目と言える。

もちろん、他のお手馬にも乗りたい気持ちはあると思うが…

そんな武豊騎手にも注目だが、やはりこのジョッキーが乗るならば注目しなくてはいけないだろう、ルメールが手綱を取るアルジャンナ

この馬に関しては前走時にもお伝えしたが、元より厩舎のクラシック候補生、しかしダービー出走当時は脚元に爆弾を抱えていた事もあって結果は出ず最下位に敗れた。

その後は、先の活躍を期待して、脚元のクリーニング手術も施し長い休養を経てきた。

復帰初戦こそ展開が向かず僅差の5着に敗れたが、前走はメンバー中最速の上がり3Fを計時する決め手を繰り出し2着まで差し込み、重賞級の能力を見せた。

ただ2着だったことで、安田記念への出走は叶わず。というのもこの馬、勝ったのは新馬戦だけで、あとの賞金加算は全て重賞2着でのもの。ゆえに、このままでは秋も大きいところへの出走は厳しくなってしまう。

そういう意味で、ここはキッチリ勝って賞金を加算し秋へ備えたいところ。それがゆえのルメール起用と言っていいだろう。

馬の方の状態も申し分なく、今回の舞台の東京芝1800mと言えば一昨年の東京スポーツ杯でコントレイルの2着したコース。5馬身離されたものの、この馬自身もレコードを上回る時計で駆けており、今の高速東京の馬場もむしろ歓迎、舞台設定も申し分ない。

武豊騎手のお手馬達も注目だが、やはりルメールが乗るこのアルジャンナには、再度注目したくなる。


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