ナミュールがまさかの大外枠を引いた。これがどう出るかが、ファンの頭を悩ませそうだ。

一方で、3勝を挙げて複勝率も高い5枠には、⑨クロスマジェスティ・⑩ライラックの2頭が入った。相性の良い枠から、馬券内突入なるか!?

ほか有力どころがやや外に偏る形となり、内枠の伏兵馬には要注意か。

①ナムラクレア、③アルーリングウェイの激走に期待！

昨年は、白毛のソダシが勝利して話題となったのは、記憶に新しいところだ。

勝ち馬を見ると、デアリングタクト・アーモンドアイ・ジェンティルドンナの3冠馬を始め、G16勝のグランアレグリアなど名牝の名前がズラリと並ぶ。まずは、ここを制することが名牝への第一歩と言っても過言ではない。

勝ちタイムを見ると、昨年は1.31.1という超高速時計が出ており、高速決着への対応も重要な馬券のファクターとなりそう。馬場を見極めながら、時計への裏付けがある馬を重視したい。

表の通り、なぜか2番人気の成績が異常に良いレース。3冠馬も例外なく全馬が2番人気だった。

今年の人気を読むのは難しいが、当日のオッズを注意深く見ておきたい。

10人気以下の人気薄で馬券になったのはたった1頭(2013年3着 プリンセスジャック)のみで、極端な人気薄を狙うのは難しいか…。

5枠が最多の3勝で、複勝率を見ても35.0％と他の枠よりも好成績だ。全体的に極端な差があるとは言えないが、やや外枠のほうが有利な傾向がある。

1枠・6枠は過去10年で1頭も勝ち馬が出ておらず、今年の有力馬がどの枠に入るか注目しておきたい。

基本的にどの脚質でも馬券にはなっているが、やや逃げ馬は苦戦か。

全体的には、大きな差はなく脚質が的中の大きなファクターとはなりにくい傾向だ。

勝鞍数を見ると3枠が28勝でトップ。7枠、2枠・8枠と続く。1枠と4枠は、勝利数が20勝を超えずに、データからはやや不利。

連対率は同じく3枠が17.5％でトップに。1枠、2枠も16.0％で悪くはない。外枠は、出走頭数の兼ね合いもあるが、やや数字は落ちる。

これは明らかに逃げ・先行が有利な傾向が出ている。どちらも連対率も20％を超えて来ており、特に逃げ馬が健闘している。

後方勢はやや厳しい。特に追込は、連対率が10％以下で苦戦。展開と馬の能力が噛み合えば…というところか。

ディープインパクト産駒の28勝はさすがといったところ。連対率もまずまず高い。

しかし、注目したいのは、エピファネイア産駒の方だ。連対率26.4％でディープインパクトを上回る。

桜花賞でのエピファネイア産駒と言えば、3冠を成し遂げたデアリングタクトが該当。

今年は、阪神JF勝ち馬のサークルオブライフを筆頭に3頭がエントリーしている。

見ての通り、川田騎手が圧倒的な勝鞍数でトップ。連対率も43.0％のハイアベレージだ。今年は、⑧スターズオンアースで戴冠を狙う。

もう1人注目しておきたいのは、やはりこの男。C.ルメール騎手。騎乗数は少ないものの連対率は川田騎手に勝るとも劣らない40.5％。今年の騎乗馬は、⑰フォラブリューテだ。

福永騎手(⑩ライラック)・武豊騎手(⑥ウォーターナビレラ)もおさえておきたい。

⑱ナミュールに関しては、仕上がりも良さそうで、万全といったところ。

それよりも注目しておきたいのは、A評価が付いた③アルーリングウェイ、⑮アネゴハダの伏兵2頭だろう。

2頭とも追い切り内容は絶好で、台風の目となる可能性ありだ！