またしても、人気の一角が大外へ。今週も波乱を予感させる枠順となった。

連対率30％の4枠には、伏兵のボーンディスウェイ・ダンテスビューが入った。波乱の立役者となれるか注目だ。

有力どころを見ると、ダノンベルーガが最内1番に、キラーアビリティが内目の4番に入った。

一方、ドウデュースが12番、イクイノックスが大外18番へ。

有力馬は内外に分かれた形だ。皐月賞は日曜の15時40分に発走を迎える。

直近3年の勝ち馬は、無敗のまま皐月賞を制している。特別登録でも挙げたが、今年も3頭の無敗馬が参戦を予定している。果たしてこの中から無敗の皐月賞馬が誕生するか？

昨年、一昨年と馬場が渋りタイムを要しているが、良馬場であれば、1.58.0前後での決着となりそう。持ちタイムにも注目しておきたいところだ。

このレースで2勝を挙げているM.デムーロ騎手が騎乗予定のジャスティンパレスは、ホープフルステークスで2着の実績もあり要注意だろう。

1番人気は3勝2着1回3着1回。軸としての信頼度はイマイチといったところだ。2021年のダノンザキッド(15着)、2018年のワグネリアン(7着)、2015年のサトノクラウン(6着)のように掲示板を外す場面も見られる。上位人気の中では2番人気がやや優勢。

一方で、人気薄を見ていくと、さすがに実力馬が揃うレース。10人気以下の馬券内はわずか1頭のみで、穴頭ファンにとっては悩ましいところ。極端な大穴狙いは厳しそうだ。

狙うなら4-9人気辺りで、重賞実績がある馬を狙ってみるのがよさそう。

枠番別では4枠の成績がいい。勝ち馬も3頭出ていて連対を含めると6頭が馬券内に好走している。

一方で、3枠・5枠からは1頭の勝ち馬も出ておらず、鬼門の枠。有力馬がどの枠に入るかも興味深いところだ。

内外の大きな差は見られず、大枠で見ればフラットな分布となっている。

脚質は、1着馬の差しが目立つ。しかし、連対率・複勝率を見てみると先行馬の成績が、かなり良い。

先行・差しの甲乙はつけがたいところ。一方、逃げや追込の極端な競馬で、皐月賞で馬券内に食い込むのは難しい。

自分の本命馬がどの脚質かを見極めて、予想を組み立ててみよう。

内外で極端に大きな差はないものの、4枠だけが唯一、勝率10%を超えています。また、5枠・6枠も上位で、4枠と合わせると真ん中よりの枠が良さそうです。

連対率を見ても、その傾向の大局は変わりません。一方で、2枠の勝率・連対率は最低で受難の枠と言ってもいいでしょう。

逃げ・先行馬に有利なデータが出ています。特に、逃げは勝率も高く注目と言ってもよいでしょう。前目で競馬ができる馬を選ぶのが良さそうです。

また、対象となる頭数は少ないですが、マクリの勝率・連対率はかなりのものです。

後方から徐々に進出して、差し切るような競馬をしたことがある馬には注意しておきましょう。

勝鞍数では、ディープインパクト産駒が一歩抜けている形です。連対率で見てもトップを堅持しています。

しかし、キングカメハメハ産駒・モーリス産駒も勝率・連対率では肉薄しており、ディープインパクト産駒を含めた3種牡馬の争いとなっています。

今年の皐月賞には、ディープインパクト産駒2頭、キングカメハメハ産駒1頭、モーリス産駒1頭が登録しています。

予想のファクターとして、覚えておいて損はないでしょう。

トップは、C.ルメール騎手。連対率・複勝率で他の騎手を圧倒している。今年はイクイノックスに騎乗。

勝鞍で肉薄するのは、横山武史騎手。G1で人気を裏切っており、ここが正念場となる。今度こそパートナーをG1勝利へ導けるか？ホープフルSでも騎乗したキラーアビリティに騎乗する。

注目しておきたいのは菅原明良騎手。名だたる騎手がいる中で、トップ5に食い込んできた。騎乗するオニャンコポンは京成杯の勝ち馬。ジャイアントキリングなるか!?

有力どころでは、ダノンベルーガが盤石の仕上げだ。

ボーンディスウェイ・オニャンコポンの2頭は、台風の目となれるか!?

キラーアビリティ・ドウデュース・イクイノックスの有力どころも抜かりはない。