カレンダー上は6月28.29日を残しますが、今週末の東京・阪神開催最終日で競馬の上半期は終了。東京開催のフィナーレとなるのは、牝馬限定のハンデ重賞・
府中牝馬ステークス(東京・芝1800m)。
宝塚記念がこれまでより2週間前倒しとなるなど、今年はスケジュール変更が多数発生していますが、このレースは回次やレース名は秋に行われていたエリザベス女王杯の前哨戦を引き継いでいるものの、レースの性格は昨年まで行われていたマーメイドステークスが東京に移って距離が200m短くなったもので、これまでとは全く違った視点でアプローチしなければいけないでしょう。
とはいえ、穴党とすれば、荒れることで知られたマーメイドステークスの大きな特徴は受け継いでほしいところ。そこで注目したいのは、52キロの軽ハンデで出走する
ウインエーデルです。
オープン入り後、12着、12着、13着と3戦連続2ケタ着順。なかなか狙いづらい近走着順も、成績を振り返ると東京コースは2戦2勝。ともに1800mで、昨秋のユートピアステークスでは、今回上位人気となりそうなカナテープを破ってオープン入りを果たしています。
また、先に触れた3度の2ケタ着順は1月から3月のレース。この他にもう1つ2ケタ着順があるのですが、これが23年12月のレース。寒い時期を苦手としている印象も受けます。
今回はコース、時季ともにベストの条件。状態面も終い重点とはいえ、14日にCWコースでラスト1ハロン10秒9のラップでフィニッシュ。前3走とは違ったパフォーマンスを期待できそう。ここは改めて期待の一戦です!