今週のボヤキ
春の甲子園が始まったな。球児たちの爽やかなプレーを見とると、ワシも胸が熱くなるってもんよ。ただでさえ野球に夢中になる時期やいうのに、今週は土日で4重賞ときたもんや。忙しいこっちゃで、ホンマに。
思い返せば、若い頃はホンダ・カブを駆って、よう競馬場まで通ったもんや。今の若いもんみたいに電車に乗りながら手のひらの機械でポチポチ馬券を買うのとはワケが違う。風を切って現場に行き、新聞・赤ペンを握りしめてな。あの頃のスタンドの熱気はすごかった。パドックから飛ぶ競馬場の野次も、今思えば愛のあるもんやった。「下手くそ!」なんて怒声の中にも、どこか人情味があったんじゃ。今は随分とおとなしゅうなってしもうたが、あのヒリヒリした空気感がワシは好きやったわい。
今週の眼 フラワーカップ
「馬を見るな、枠を見ろ」。これがワシの鉄則じゃ。
土曜の狙いは中山競馬場のフラワーカップや。若駒たちの牝馬重賞じゃが、今の連中はタイムやらデータやら細かい数字ばっかり見よる。そんなもん、アテにならんわい。競馬は生き物じゃ。展開、運、そして何より「枠の並び」がすべてや。
馬連や3連単なんてややこしい馬券がなかった時代から競馬を見とるワシに言わせれば、枠連の良さをわかっとらん奴が多すぎる。細かい着順を当てるのは至難の業じゃ。枠連なら最大でも36通り。しかも同枠の馬が走れば「保険」になる。これがワシの「流儀」じゃ。余計なことを考えず、点数を絞ってガツンと勝負できる枠連こそ、競馬の真髄やてなもんだ。
親父の赤鉛筆【最終結論】
買い目はこうじゃ。
フラワーカップ
3 - 総流し
ワシの流儀は「馬を見るな、枠を見ろ」。ジーッとデンマ(出馬表)を見つめてみぃ。ピカッと光る枠が見えるやろ!このフラワーカップで言うたら…、3枠や。
クリスレジーナは高野調教師、ラコンチャビエンは藤原英調教師。関西の名門厩舎2頭が同じ枠に入りよった。どちらも1勝馬じゃが、クリスレジーナはお母ちゃんがこのレースの勝ち馬。
ラコンチャビエンはコントレイルと同じ一族で、血統面の筋も通っとる。抜けた馬がおらんレースで大事なんは、枠の並びやで!
残りの枠は全流しじゃ!
■淡輪 粂治(たんのわ くめじ)
競馬歴およそ半世紀。一番の思い出は1990年有馬記念。
4枠にオグリキャップ・メジロアルダン、3枠にメジロライアン・サンドピアリスが入ったオグリキャップの引退レースでメジロアルダン・サンドピアリスに想いを馳せて枠連3-4勝負。
まだ馬連がなかった時代。馬連であれば外れていた馬券が今も頭を駆け巡る昭和の競馬親父。
もちろん1987年の有馬記念。『ユ』ーワジェームス・『メ』ジロデュレンが4枠に入った『ユメ』の万馬券も的中させている。
また、プロ野球もこよなく愛し、少年時代は大阪球場、西宮球場で憧れの選手を追いかけ、プロ野球名鑑を手に遠くから選手の自宅を見ていたピュアな心の持ち主でもある。
相手がどこに来てもええように網を張る。これが大人の喧嘩の仕方ってもんじゃ。