元競馬学校教官・蓑田早人の蓑田塾

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信頼を取り戻す一歩へ

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こんばんは。蓑田です。

藤原英昭厩舎に付いてドバイへ遠征していた新人の鷲頭虎太騎手が、帰国後初めて藤原英昭厩舎の馬にレースで騎乗する。それが日曜福島2Rホーリーウェルだ。

新馬戦は10着だった馬だが、いかにも藤原英昭厩舎らしい社台系の良血馬で、兄にはルックトゥワイスやミッキーパンプキンといった重賞級の馬がいる血統。ここまで結果の出ていない鷲頭を乗せるのに、厩舎としてもある程度はオーナーサイドの了解を得るため頼み込んだのではないだろうか。

鷲頭はこの馬の追い切りに3週連続で跨っていて、ある程度はしっかり動かすことができていた。ローカルの小回りコースで新馬戦のように先行して減量を活かせばアッサリ押し切ってしまっても不思議はない。人気はないようだが、この馬の結果次第で藤原英昭厩舎の鷲頭に対する評価も決まってきそうな一戦だ。

ただ…。鷲頭に関してはデビュー当初に期待している新人の一人という話をしたんだが、ちょっとその後関係者の信頼を損ねるような出来事があったようだね。具体的な話はここには書けないが、私のところにも人づてに詳しい経緯は届いたよ。

正直なところ、鷲頭の件は擁護できないというか、ガッカリした。競馬界というのは生産者、馬主、厩舎、騎手、そしてそれぞれを取り巻く多くの関係者によって成り立っていて、1頭の馬、1つのレースに多くの人間の気持ちが乗っている。だからこそ、信頼関係を損ねてはいけないし、感謝の気持ちを忘れてはいけない。大きいレースや節目の勝利でのインタビューで、騎手たちがまず関係者への感謝を口にするのは当たり前のことなんだ。

ハッキリ言うと、最近の若手は技術はあってもそういうところを疎かにするヤツが増えてきている。別に、昔もそこがダメな騎手はいたし、そういう騎手は技術があろうと馬に乗れなくなって淘汰されていくものだが。最近はそういうところでダメになる若い騎手が多いし、私も教官として特にしっかり教えてきたはずだが、情けない限りだよ。

まずは騎手としてデビューしたところで増長してしまうヤツもいるし、成績が伸びてきたところで増長してしまうヤツもいる。自分一人の力でレースに勝てる訳じゃないのに、勘違いしてしまうんだろうな。

もちろん、一度問題を起こしたら終わりとは限らない。昔だと、川須が厩舎と揉めて飛び出してフリーになって、その直後は周りがみんな川須が可哀想だと言って馬を集めてくれてすごい成績を残したが、しばらく経ってやっぱり厩舎が正しかったんだなと皆が気付いて人が離れていき、成績が落ちたということがあった。でも、その川須も今週大井の重賞を勝ったように、今は頑張っている。

あとは、しっかり活躍している菅原明良も一歩間違うとそういうところで失敗する危険がありそうなタイプだった。順調にやれているのは高木登調教師と周りの人たちがしっかり指導してくれたおかげで、これは本当に良かったと思っているよ。

ということで、今の鷲頭は素直に応援しにくいところもあるんだが…。まずは藤原英昭厩舎に貰ったチャンスで、レースで信頼を取り戻す一歩としてほしい。

日曜の騎乗一覧と評価

レース条件馬名評価
福島2R芝1800mホーリーウェルA
福島8Rダ1700mメイショウカリスマC


先週の注目騎手として紹介した木幡巧也騎手が、取り上げた私も想像していなかったほどの活躍を見せてくれた。勝利を挙げた訳ではないが、なんと土日で単勝万馬券の馬を3頭も3着に持ってきた。

4/16 中山6R スマイルアップ
13番人気3着・単勝106.2倍 複勝1490円 前走:野中悠太郎騎手

4/17 中山3R ヴィオレントアズル
15番人気3着・単勝383.7倍 複勝4380円 前走:古川吉洋騎手

4/17 中山10R ロードエース
15番人気3着・単勝110.3倍 複勝2110円 前走:川須栄彦騎手

「他の騎手が乗っているうちはダメだった馬が、巧也に乗り替わって一変するというパターンは多い」と先週のコラムで説明した通り、先週の大穴3頭はいずれも乗り替わりだった。特に、一番の人気薄だったヴィオレントアズルは今まで誰が乗っても後方で回ってくるだけの馬だったが、巧也に乗り替わった途端にビッシリ追われて凄い脚を使った。

どの馬も巧也が乗れば動くようになるなんてことはないが、巧也に合っている馬に当たれば先週のような大穴が期待できる。厩舎だって「巧也ならこの馬を動かしてくれるかも」と思って依頼をすることがあるはずなので、今後も穴党の人には覚えておいてもらいたい話だね。

今週はG1の中休みで、日曜日は東西でG2が2つ。フローラSは馬券的には手を出しづらい印象なので、オークスに向けて期待できる走りを見せる馬が出てくるかを見届けたい。

今年のマイラーズCは安田記念を見据えるG1級の実績馬が出走してこなかったので、オッズの通り大混戦のようだ。個人的にはカラテ、ホウオウアマゾン、ファルコニアの3頭を中心に買おうと考えているけど、どういう決着でも驚けない。落馬事故から復帰した松山のエアファンディタや、コンビを組んで3連勝中の浜中とソウルラッシュなんかも応援したいしね。


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蓑田早人・プロフィール

卓越した騎乗技術を武器に、騎手として北海道などローカル開催を中心に活躍。引退するまで、日本騎手クラブ副会長を務めるなど騎手の地位向上にも尽力。その後、競馬学校の専任教官へ就任(石橋脩騎手ら第19期生より指導を担当)。川田将雅騎手、松山弘平騎手をはじめ、吉田隼人騎手、三浦皇成騎手、藤田菜七子騎手など教え子が多くいる。

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