東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2014年2月23日]

【フェブラリーS】ここは勢いのある4歳馬から

1980年に最初の渡欧をしたとき、直行便がなくアラスカのアンカレッジ経由だった。アンカレッジまで6時間ぐらいだった。ところが、最近はアラスカ直行便がなく、シアトル経由で行くので、時間も経費もかなりかかるらしい。

7戦7敗とは競馬でも馬券でもよくあること。ところがアラスカにオーロラ観光に2度も行きながら、一夜もオーロラを見ることができなかった不運な熟女がいる。1度目は昨秋、3夜起きていて4昼眠る生活。2度目は最も可能性の高いという今月に行って、4夜起きて5昼眠っていた。それなのに、合計7夜ともまったくオーロラ様のご尊顔を拝することができなかったから、奇跡に近いらしい。居酒屋「青夷」のマスターの愛妻お貴さんは、十字架上のイエスのごとく、世界中の不運を一身に背負った殉教者のようであり、拝みたくなるほどの高貴な熟女にすら思われてくる。

それに比べれば、口撃機関銃のヤマなど、アラスカどころかパリにも行く気配はない。凱旋門賞を観たいと言いながら、その準備はまったくないらしい。口だけは達者だから、G1ともなれば、月曜日から騒々しい。⑦ニホンピロアワーズ、⑪ベルシャザール、⑮ホッコータルマエがほぼ互角だが、JCダート優勝馬に敬意を表して、⑪から実績の高い馬5,6頭を選んで馬連。3連複・3連単で買うという順当さ。

私はこのところワイド1点勝負に

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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