東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2015年2月8日]

【東京新聞杯&きさらぎ賞】そろそろ復調気配かという予感

「悲喜こもごも」というが、今週の競馬界はまさにそれを地で行くようなものだった。

悲しみは、ステイゴールドの急死である。オルフェーヴル、ゴールドシップらの父としてディープインパクトに次ぐ期待をかけられていたのだから、享年21歳としても、あと4,5年は種牡馬として働けたはず。かえすがえすも残念でならない。偉大なる息子オルフェの種牡馬活躍を祈願するのみだ。

喜びは、M.デムーロとC.ルメールの日本の騎手免許取得である。彼らの実績は語るまでもないが、問題は日本の社会にどこまで溶け込めるかということ。だから、2次試験は日本語での面接であったらしい。相撲の世界でモンゴル人の力士が大活躍している時代。競馬は欧米が本場だから、日本人騎手が脅かされると考える人もいるだろう。だが、グローバル化が不可避の昨今、それをはねのける力を磨くことが日本人に求められているのだ。

雪の予報のわりには、たいしたことがなかった木曜日。居酒屋「青夷」は予報に怯えたのか客は少ない。とりわけ、けたたましい口撃機関銃ヤマの姿もなく、ひっそりと静まりかえっている。こんなときこそ、焼酎のお湯割りをすすりながら、スポーツ紙の競馬面に目をとおしてじっくり考えられる。

東京新聞杯は

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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