東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2015年3月7日]

【弥生賞】同コース・同距離の好走組に期待

還暦をとっくに過ぎたというのに、健康診断を受けても、「とくに問題なし」と言われる。酒量が多いので肝臓に負担がかかっていると思うのだが、医者は数値上どこも異常はないと言ってくれる。

自分自身で感じる異常といえば、頸椎の磨滅であり、加齢によるものだから仕方がない。本来なら骨で支えるべき頭蓋なのだが、頸椎が縮んでしまい首の筋肉で補わなければならなくなるのだ。そのために首から肩にかけての筋肉の凝りが半端ではない。左右にも目配りしなければならないので自転車に乗るのも、もうあきらめてしまった。

ましてスポーツ選手であれば、頸椎の損傷はかなり致命的だろう。後藤浩輝騎手が自ら命を絶ったという訃報を聞いたとき、他人事ではないようになんとも悲痛だった。

かつて英国滞在中にアスコット競馬に出場した後藤騎手がテレビのインタビューで流暢な英語で答えていたのを思い出す。あのレヴェルまで行くには本人の相当な努力があったはずだ。何事にも手を抜かない性格がむしろ徒になったのかもしれない。日本の競馬はかえすがえす惜しい人材を失ったと悔やまれてならない。

そんな出来事があって先週の競馬は上の空だったように実感がなかった。でも、現ナマの飛び交う世界だから消沈してばかりはいられない。

春一番の弥生賞。少頭数だが好メンバーがそろった

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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