東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2018年01月05日]

【金杯】2番勝負で新年の祝杯

暮から正月まで連休がつづくと、さすがに3日に開店した居酒屋「青夷」は常連客でにぎわう。なかでもヤマ・ミナの夫婦連れはパチンコにも挑み正月早々かなり儲かったらしく、口撃機関銃の夫を妻が援護射撃して騒々しい。まあ楽しい酒はいいことだと飲みつづけるうちに、こちらも帰るころには足元がおぼつかなくなっていたようだ。

暮の有馬記念の馬券勝者はなんといってもマンハッタンカフェ産駒を追いつづける同馬チア熟女馬券師のワフさん。キタサンブラックの2着に来たクイーズリングを狙ったのだから、あっぱれ、あっぱれである。その勢いにのって、マンカフェ産駒に託して、中山金杯も⑬ショウナンマルシェ、京都金杯も④アメリカズカップと⑦レッドアンシェルを買うらしい。

パチンコで儲かったヤマは資金に余裕があるせいか、中山は自信の本命らしく①ウインブライトを狙い、京都は⑦を本命、②ラビットランを対抗で堅く行くという。

逃げ・先行馬好みのマスターは中山が⑨ダイワギャグニー、京都が⑫ウインガニオンという渋い狙い馬で初祝いといきたいらしい。

ギャンブル狂師ミノ先生は明け4歳馬のハンデはおトクというご高説を披露して中山は⑥セダブリランテス、京都は⑪キョウヘイを狙うという。ついでに、ミノ先生は年末3時間のテレビ番組「石原裕次郎スペシャル」を見て歿後30年にして裕次郎ファンになったらしく、昨夏、拙著『裕次郎』(講談社)を書いた理由がわかったという嬉しい感想をもらった。拙著をプレゼントしますので「青夷」にあずけておきますぜ。

ルメールとデムーロの騎乗がないのはお正月でお国に帰省したからではない。二人共々れっきとした騎乗停止のおとがめなのだ。ここは日本人騎手の

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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