東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2019年5月18日]

【オークス】目の前で見ていたあの馬を…

先日、大相撲の国技館に行った。桟敷席の7列目だったが、ちょうど行司の背中を見るような席だった。もしかしてテレビにはっきり映るのではないかと思っていたら、やっぱりそうだったらしい。それにしても桟敷席付お土産のボリュームのあること。とくに焼き鳥が美味しかったのにはびっくりだが、「日本一」の噂もあるそうだ。

居酒屋「青夷」はオークスともなれば、熱気をおびる。口撃機関銃ヤマの砲口は止まるところを知らず炸裂する。レーン騎乗で人気高騰の③コントラチェックだが、菜の花賞とフラワーC路線はオークスに実績なしでバッサリ切りの英断をくだすとか。本命はまたまた懲りずに北村友一騎乗の②クロノジェネシスを狙うという。後は、桜花賞組、フローラS、忘れな草賞の上位馬とからめて、単勝厚めに馬連、馬単、3連単で勝負とか。ギャンブル狂師ミノ先生は500キロを超す馬格一番の⑤エールヴォアを狙って、ワイド流しでいくらしい。先週ヴィクトリアMも優勝馬ノームコア軸で絶好調がつづく穴狙いのマスターだが、またもや穴狙いで⑭フェアリーポルカという。皐月賞2着馬ヴェロックスに肉迫、青葉賞馬リオンリオンに先着した実績があり侮れないとか。マンカフェ応援団長の熟女馬券師ワフさんは産駒がいなくて迷いつつも⑦シャドウディーヴァを狙うらしい。ふだんは予想拒否の数霊ピュタゴラス派の熟女占師コウさんだが、80回オークスなら⑧か⑩かが狙い目だから、川田騎乗の⑧ダノンファンタジーに賭けてみたいとか。

ところで、4月21日のフローラSの日に高校同窓生で競馬観戦会をやった。目の前で見ていたから、ハナ差の1・2着馬には興味がある。とくに、それまでの逃げ切りから一転して、上がり最速の33.2秒で強烈な追い込みを決めた戸崎騎乗の⑫ウィクトーリアには魅かれるものがある。相手には3戦3勝のMデムーロ騎乗⑬ラヴズオンリーユーに食指が動くのも、どれも上がり最速で差し切っているから心強いのだ。


オークス

⑫-⑬ ワイド1点で勝負する

⑫-⑬2頭軸で3連複総流し16点で遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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