東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2019年11月23日]

【ジャパンカップ】晴れの舞台を思い出し…

とうとうJCに外国馬が1頭も出走しないときが来た。日本の高速馬場を嫌ってと言われているが、それ以上に日本馬が強くなったことがあるはずだ。国際レースの趣きをなさなくなったのだから、なんとかしなければならない。

(1)賞金を上げて1着5億円にする。

(2)G1を3レースほどやって国際フェスティバル開催日にする。

(3)検疫制度などを簡素化して外国馬が来やすいようにする。

などなど打つ手はあるはずだ。とくに国際フェスティバル開催日の件は、そろそろ真摯に考えるべきだろう。競馬は名誉を求める世界でもあるから、華やかなフェスティバルの雰囲気のなかで勝利を讃えられるのは重要なことなのだ。

居酒屋「青夷」の口撃機関銃ヤマは、売上げ至上主義批判の急先鋒となっている。それだけにJCは的中させたいと訳の分からない理由をこしらえて、自信の本命⑨ルックトゥワイスを狙うらしい。G1勝ちこそないが、ここはハイペースになりそうだし、世界のデットーリ騎乗で魅力倍増とか。ギャンブル狂師ミノ先生は⑥ユーキャンスマイルを本命としながらも、重馬場になりそうで重の鬼だったルーラーシップ産駒の⑩ダンビュライトを相手にするという。穴馬好きのマスターは、厩舎側が成長著しいと絶賛する⑮ジナンボーを名手ムーアの手腕とともに狙うらしい。

騎手だけなら凱旋門賞クラスの豪華陣。いっそのこと騎手が走ったらいいと思いそうになる。冗談はさておき、東京2400mが舞台なら、ここは昨年のダービー馬②ワグネリアンと一昨年のダービー馬⑧レイデオロを素直に選んでみる。両馬とも今年になっていささか不振つづきだが、体調よりも精神面の弱さがあるような気がする。過ぎ去った晴れの舞台を思い出しながら、ここも勝ったら、いい嫁がたくさん来ると夢見ながら、激走を期待しておこう。

ジャパンカップ

②-⑧ ワイド1点で勝負する

②⑧の2頭軸に④⑤⑥⑨⑮をからめて3連単30点で遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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