東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2021年09月25日]

【神戸新聞杯&オールカマー】凱旋門賞の資金稼ぎだ!

ここ3週間、馬券が外れっぱなしで腐っていたところ、朗報が入ってちょっぴり心が軽くなった。3週間前に公刊されたばかりの拙著『20の古典で読み解く世界史』(PHP)が早くも重版されることになったのだ。馬券の不調は自著の好調で補足されていたのかとなぐさめている。

ところで、拙著は史上に名高い名作古典をとりあげ、自分の読書体験を語ったものだが、そのなかに『アラビアンナイト』もある。別名『千夜一夜物語』でも知られるが、王妃の不貞が分かったペルシア王が女性不信になって、毎夜連れて来られる処女を一夜ともにした後、殺してしまう。これを食い止めるために大臣の賢娘がペルシア王の相手をしながら、毎夜つづきが知りたくなる面白い話を物語って、やがて王は自分の非に気づいたという。

このペルシア王の名前がシャフリヤールであり、今年のダービー馬にして、神戸新聞杯の本命である。ちなみに大臣の賢娘の名前はシェヘラザードであり、先週なにかのレースに出走していた気がする。シャフリヤールは処女食いだが、処女どころか牝馬が1頭もいないのが気がかりだが。

さて、居酒屋「青夷」の競馬常連組だが、このところ会っていないので顔もおぼつかなくなったかもしれない。マスク姿で街ですれ違っても、きっと気づかないだろう。

神戸新聞杯。口撃機関銃ヤマは、青葉賞1着の②ワンダフルタウンが狙いとか。蹄も不安がなくなり、春とは雲泥の差であるという。相手は青葉賞2着でもダービー参戦を見送って秋にそなえた③キングストンボーイが注目とか。ダービー馬⑩シャフリヤールはあくまで3番手評価。その他2、3頭を加えて馬連・3連単で勝負するらしい。ギャンブル狂師ミノ先生は、ここはダービー馬⑩に勝っていただき、本番の菊では勝てないという。ダービーを2番人気以下で勝った馬でありながら菊で1番人気に祭り上げられる馬は勝てないとご託宣。穴党専科のマスターは、①セファーラジエルに注目。前走中京で4馬身ちぎって勝った脚がある。⑩と⑤ステラヴェローチェは強いので、⑩→⑤→①の3連単1点勝負らしい。

オールカマー。ヤマさんは、中山5戦3勝と合っている①ウインマリリン。人気の⑫レイパパレと⑪グローリーヴェイズが相手本線らしい。ミノ先生も、①ウインマリリンには中山2200mは最適性で軸は固いという。マスターは⑯ステイフーリッシュに注目するという。

来週から始まるG1戦を前に、今年最後のG2戦予想になる。両レースとも格上も強力な軸馬⑩シャフリヤール⑫レイパパレがいるので、相手には人気薄を選ぶのが妙味。神戸新聞杯は松山騎乗の⑧イクスプロージョンオールカマーはしぶといステイゴールド産駒の⑯ステイフーリッシュを狙ってみる。来週のスプリンターズSはもちろん、パリロンシャンの凱旋門賞資金稼ぎだ!


神戸新聞杯

⑧-⑩ ワイド1点で勝負する

⑩の頭から②③⑤⑧が2、3着の3連単12点で遊ぶ

オールカマー

⑫-⑯ ワイド1点で勝負する

⑫-⑯ 2頭軸の3連複総流し14点で遊ぶ


オススメ!
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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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