東大名誉教授が射抜くワイド1点

[2026年4月5日]

【大阪杯】馬の取捨選択にも磨きがかかった!

歳相応に生きる、というのが自分の銘とするところ。とっくに古稀をむかえ、ライフワークもひとまず終わり、淡々とした日々がつづく。とくに新たな抱負があるわけではない。

このところ仕事場を閉じたので、毎日のように本棚の整理に余念がない。それにしても人間の出すゴミはすごい。そのうえ、この本はいる、この本はいらないと選んでいるうちに、まるで馬の取捨選択をする気分になってきた。でも、基準は客観的なデータではなく、あくまで主観たっぷりの思い入れ選択になるのだが。

このところ、桜が満開とあって、いささか酩酊度の高い連中が散見される。あいかわらずの稿撃機関銃ヤマさんはデータ分析に余念がない。強い4歳馬世代の主砲⑮クロワデュノールには一目おきつつも、5歳の⑥メイショウタバルを狙うという。なにしろ、右回りの阪神コースは3戦3勝の実績があるから、かなり自信があるとか。相手本線は強豪4歳馬の2頭⑮と⑤ショウヘイを選び、連下には④⑦⑧⑭で押えて、馬連・3連複・3連単でいくらしい。

ギャンブル狂師ミノ先生は、⑮クロワデュノールは鉄砲の鬼、⑨ヨーホーレイクは2000mの鬼で、ワイド・馬連・3連複でいくらしい。逃げ・先行好きの元マスターは、前走中山記念を好走して上り調子の⑧エコロヴァルツに注目しているらしい。熟女馬券師のワフさんも登場して、母の父にマンハッタンカフェをもつ③セイウンハーデスに気があるし、翔平好き自分もついでの⑤ショウヘイとからめて、ワイド1点勝負らしい。

ところで、本の取捨選択で馬の取捨選択にも磨きがかかった身としては、ここは強い4歳馬のさらなる成長度に注目したい。まともなら大外でも⑮クロワデュノールが傑出しているし、サートゥルナーリア産駒の⑤ショウヘイも期待できる。人気馬2頭の間に超人気薄馬が3着までに入れば、3連複の穴馬券も楽しみである。


大阪杯
⑤-⑮ ワイド1点で勝負する
⑤-⑮ 2頭軸で3連複総流しで遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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