東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2022年01月04日]

【中山金杯&京都金杯】馬券は「中吉」ほどで…

元旦は恒例、深大寺の早朝詣で、「無病息災」を祈るのみで、大それた「万馬券を数多く」などをお願いしてはいけない。今年の収穫は、参道の店で孫の手を見つけたこと。高齢になると肌が乾燥しやすく痒くなることが重なる。とくに自分の手が届かない背中は曲者である。かねてから欲しいと思っていたので、2本も買ってしまった。もっとも、1本は自宅用に、もう1本は仕事場用に、である。元旦早々、「小吉」ぐらいはあったかも。

年の初めだというので、吉祥寺の居酒屋「青夷」の馬券常連組はいつものように「金杯でカンパイ」と張り切っている。でも、いつものようにザンパイになる可能性も少なくはない。

<中山金杯>

攻撃機関銃ヤマは、2000m前後の勝利実績は絶対条件として、強い明け4歳世代から⑥ヴィクティファルスを狙うらしい。相手本線は④ヒートオンビートにして、押さえは⑦トーセンスーリヤ、⑪シャムロックヒル、⑯ウインイクシードの3頭に絞り、馬連・3連複・3連単でいくという。ギャンブル狂師ミノ先生も、明け4歳馬のレベルを信じて⑥ヴィクティファルスが軸らしい。穴党専科のマスターは、逃げの⑨ロザムールは小回りコースの適性はよしと一押し。

<京都金杯>

ヤマはなによりもマイル実績を重視して、6歳馬でも⑩カイザーミノルに注目、相手本線も⑫エアロロノアとの堅実路線で狙うらしい。押さえに5頭ばかりを選んで、例によって、馬連・3連複・3連単でいくとか。ミノ先生は、ここも明け4歳世代を信じて、②バスラットレオンで貫くらしい。逃げ・先行好きのマスターは⑪ダイワキャグニーが左回りに合いそうだと狙うらしい。

さて、孫の手の「小吉」で満足するわけにはから、馬券は「中吉」ほどで検討する。中山金杯はヤマとミノ先生が本命視する⑥ヴィクティファルスは堅いとして、もう1頭は最軽量ハンデ52キロの⑪シャムロックヒルを狙う。

京都金杯は、マイル実績のある明け4歳馬の2頭①ヴィジュネル⑧ルークズネストに好走してもらいたい。どちらかが当たれば、中吉出発で縁起もいいだろう。


中山金杯

⑥-⑪ ワイド1点で勝負する

⑥-⑪ 2頭軸の3連複総流しで遊ぶ

京都金杯

①-⑧ ワイド1点で勝負する

①-⑧ 2頭軸の3連複総流しで遊ぶ


オススメ!
中山金杯(G3)攻略パック・「データ・追い切り・キーパーソン」に焦点を絞り込み最終予想まで大公開!

うまスクエアメンバー登録

STEP:1メールアドレス入力

メールアドレスの入力

うまスクエアからのメルマガを受け取りたいメールアドレスを入力して下さい。
※携帯のメールアドレスでも、ご利用頂くことが出来ます。

入力されたメールアドレス宛てに【仮登録メール】をお送り致します。
【仮登録メール】に記載されたURLをクリックして頂くと、うまスクエアへのメンバー登録が完了します。

  • メールアドレス(半角英数字)
『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

PR

境和樹 SNS

コンテンツ一覧