東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2022年12月03日]

【チャンピオンズC】番狂わせに倣えば…

世の中、一寸先は闇だという思いがしたのが、今回のワールドカップ1次リーグE組の日本の1位突破ではないだろうか。ほとんどの人々は、日本は1勝2敗で敗退すると思っていた。それもコスタリカに勝って、ドイツとスペインに負けると予想していたはずだ。ところが、ドイツとスペインに勝って、コスタリカに負けての2勝1敗なのだから。これは競馬の予想でも心しておくべきことではないだろうか。人間の予想などたかが知れていると言うしかないだろう。

“競馬は「文明」だがレースは「文化」だ”の名(迷)言よろしく、やはりJC参戦の外国馬4頭は掲示板にも載らなかった。おかげで(?)観戦後の酒宴の私の周りには「止まり木ブルース」の塩崎利雄さんを始め3連複・3連単を獲った馬券上手が続出だった。

さて、明日のダートG1は、⑫テーオーケインズで大本命の帝王だが、あえて死角を探せば連勝がないことと指摘するのは口撃機関銃ヤマさん。そのポカに期待して、勝負付けの済んだ古馬陣よりも、4歳馬だが⑬シャマルと3歳世代を狙うらしい。本命は⑬にして、相手本線は⑫と3歳馬⑩クラウンプライド。抑えも3歳馬2頭に絞り、単勝・馬連・3連複・3連単でいくらしい。

ギャンブル狂師ミノ先生は出走馬中で帝王を負かしたことのあるの唯一の馬⑦オーヴェルニュと⑫の馬連・ワイドの1点で狙うという。

穴党専科のマスターは、逃げ先行有利と知りつつ、トップクラスの末脚をもつ④スマッシングハーツに注目するという。⑫との馬連・ワイドで勝負するらしい。

さて、サムライチームの予選1位通過の番狂わせに倣えば、⑫テーオーケインズの優勝はなくてもやはり3着は外さないはず。もう1頭は、中京と1800mに実績のある⑩クラウンプライドを狙ってみる。20世紀最高の経済学者ケインズの名に恥じないように投資者の期待に応えるプライドを両馬に願っておこう。


チャンピオンズC
⑩-⑫ ワイド1点で勝負する
⑩-⑫ 2頭軸に④⑦⑬のヤマ・ミノ先生・マスターの本命との3連単18点で遊ぶ


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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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