東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2025年6月7日]

【安田記念】ダブルO砲がマイル王決定戦にふさわしい!

昭和の終わりごろだったか、長嶋茂雄氏にお会いしたことがある。東大在職中だったから、事務員の女性から「もうすぐ長嶋さんが事務室に来るので、先生、応対してもらえますか」とのお願い。氏が中国を訪れた折に、通訳をしてくれた女性が東大に留学したいとの希望があり、身元保証人を引き受けたらしい。早速来室され、雑談していたら、手続き上印鑑が必要になった。

氏が持ち合わせていなかったので、事務の女性が大学内のお店で買ってくることになった。私が「長嶋さんのシマには山辺が付きますよね」と尋ねたところ「あれは私の好みで、戸籍上は普通の“島”で構いませんよ」とのこと。他愛もない話だが、ご本人の口から聞いたのだから、貴重な情報になった。ご自宅の住所を記す欄があったが、不確からしく自宅に電話して確認しておられたのが、いかにも長嶋さんらしくて微笑ましかったことを思い出す。他界されても、いつもそこにおられるような気がする。

マイル王決定戦の安田記念。口撃機関銃ヤマさんは、上位人気馬にそれぞれ死角があり、波乱ムードが漂うと見なしているらしい。多少は実績が劣っても伏兵狙いでやるとか。⑭ウォーターリヒトは東京マイル4戦3勝の鬼であり、人気薄でも直線は着実に伸びて来るから、まさしく買い時なり。相手本線は、これもマイル戦5戦4勝と2着1回の⑯トロヴァトーレで仕方なし、ほかには人気馬2頭、①シックスペンスと⑬ソウルラッシュでいくらしい。いつもの単勝・馬連・3連複・3連単で狙うとか。

ギャンブル狂師ミノ先生は。1800m以下なら5戦5勝の①シックスペンスが狙いだが、2着3着がないから、単勝・馬単・3連単でいくという。

穴党専科のマスター・ジュンは、自分の名前に魅せられたのか⑰ジュンブロッサムに注目。4走前の富士Sで素晴らしいレースをしたことを思い出し、⑬-⑰の馬連1点勝負でいくらしい。

さて、人気なら長嶋氏以上の大谷くんを引っぱり出し、背番号3ならぬ背番号⑰ジュンブロッサムを狙うのも手ではないか。長嶋ならON砲の一方である王の背番号①シックスペンスがお似合いではないか。王と大谷のダブルO砲がマイル王決定戦にふさわしい。


安田記念
①-⑰ ワイド1点で勝負する
①-⑰ 2頭軸 3連複総流し16点で遊ぶ

コチラも注目
【安田記念】クリーンエネルギー競馬に則って馬券も快適!?

うまスクエアメンバー登録

STEP:1メールアドレス入力

メールアドレスの入力

うまスクエアからのメルマガを受け取りたいメールアドレスを入力して下さい。
※携帯のメールアドレスでも、ご利用頂くことが出来ます。

入力されたメールアドレス宛てに【仮登録メール】をお送り致します。
【仮登録メール】に記載されたURLをクリックして頂くと、うまスクエアへのメンバー登録が完了します。

  • メールアドレス(半角英数字)
『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

PR

境和樹 SNS

コンテンツ一覧