うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

---

東京11Ｒ　根岸Ｓ（ＧⅢ）(ダ1400ｍ)


以前に比べて多少傾向にバラつきが出てきた印象もある根岸Ｓ。それでもレースの本質自体はそう大きく変わっていないと見ています。

根岸Ｓを予想する上で、欠かすことのできない要素は

「鮮度」と「末脚性能」

この２つです。



まずは根岸Ｓにおける鮮度の重要性。

現在と同じ施行条件になった01年以降、中山で代替された03年を除く勝ち馬19頭中、なんと18頭が根岸Ｓに初めて出走した馬でした。例外は11年のセイクリムズンのみ。
04年の勝ち馬シャドウスケイプは前年の根岸Ｓに出走していましたが、これは中山で代替された年。唯一の同レース連覇を果たしたサウスヴィグラスも東京、中山での連覇と例外的な存在です。

昨年の勝ち馬モズアスコットにいたっては、根岸Ｓ初参戦だっただけでなく、ダートも初めてという極めて高い鮮度の持ち主でした。



根岸Ｓにおける鮮度の重要性は、２回目以降の参戦で成績を落とす馬が多いことからも裏付けられます。

直近だけを見ても、これだけの好走馬が２回目の参戦で着順を下げています。
昨年も、コパノキッキングが連覇を狙い単勝1.9倍の断然人気を背負って出走しましたが、２着敗退。馬券には絡んでいますが、やはり着順を下げました。

そもそも、このレースに複数回出走した馬のうち、２回目以降の参戦で着順を上げた馬はほとんどいません。
これまで、根岸Ｓに２回以上出走した馬は全部で55頭いますが、２回目以降の参戦で着順を上げて馬券圏内に入った馬は、セイクリムズン、アドマイヤロイヤル、グレープブランデー、ワシントンカラー、ニホンピロサートの６頭のみ。このことからも、根岸Ｓにおいて鮮度を重視する必要があることが分かります。



もうひとつ、根岸Ｓで大事な要素が末脚性能、すなわち、直線スピードに秀でた馬が断然有利ということ。

現在と同じ東京ダ1400という条件で行われるようになった2001年以降、中山で開催された2003年を除く19頭の勝ち馬のうち、昨年のモズアスコット、07年ビッググラスと02年サウスヴィグラスの３頭を除く16頭が、近２走以内にメンバー２位以内の上がりを使っていました。
昨年のモズアスコットは確かにテーマ該当馬ではありませんでしたが、先述の通り初ダートの馬で、過去にはメンバー最速の上がりを使ってＧⅠ安田記念を勝ったという極めて価値の高い戦績を持っていた馬。末脚性能という点では、申し分ない裏付けがありました。

過去に根岸Ｓに出走したことがなく、近２走以内にメンバー２位以内の上がりを使っている馬。これが根岸Ｓの好走馬イメージ。

③レッドルゼル

⑪サブノジュニア

⑫テイエムサウスダン

⑮デザートストーム

⑮デザートストームは、前走でメンバー最速の上がりを使ってＯＰ特別ギャラクシーＳを差し切り勝ち。過去に根岸Ｓに参戦経験もなくレースに対する鮮度という点も申し分なし。

サドンストーム、ティーハーフにウーマンズハートと、近親に重賞好走馬が居並ぶ母系も魅力。直線鋭伸に期待します。

---

中京10Ｒ
美濃Ｓ（芝2200ｍ）
◎⑤ネプチュナイト

今開催行われた重賞・日経新春杯を７人気で制したショウリュウイクゾは、母父にキングカメハメハ。

このことが示すように、中京芝2200はキングマンボ系保持馬の成績が良いコース。不良の特殊馬場だったとはいえ、先週日曜、このコースを使って行われた最終レースはルーラーシップ産駒のワンツー決着でした。

そのルーラーシップは、中京芝2200で過去２年【5-3-2-17/27】勝率18.5％、連対率29.6％、複勝率37.0％をマークする、キングマンボ系の中でも屈指のコース巧者。単回率209％、複回率105％と馬券的にも十分使えます。

久々の平地戦となる⑤ネプチュナイトもルーラーシップ産駒。

障害帰りが盲点になりそうですが、元々、京都芝2200で衝撃のレコード勝ちをおさめ、その後、昇級戦でも３着とそれなりに走っていた馬。血統通り、中京芝2200も３、１着と適性を示しており走られても何ら不思議のない下地は揃っています。馬券的にも狙い頃でしょう。

※土曜版にて、シルクロードＳの狙い馬を公開中ですので、ぜひアクセスしてみて下さい！

シルクロードＳの予想はコチラ⇒

待望の新刊 書店・アマゾンにて絶賛発売中！ 『単複進化論！』の購入はコチラ

---

根岸ステークス(G3)攻略パック・馬券データ・キーパーソン・追い切りから浮上する◎○▲最終結論はこれだ！