うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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東京11Ｒ　ダイヤモンドＳ（ＧⅢ）(芝3400ｍ)


3400という実走距離が示す通り、純粋なスタミナ性能が問われるダイヤモンドＳ。

血統的にも、長距離適性の高い持久力血統、欧州性の高い重厚血統を保持・内包している馬の好走例が多くなります。



まずはネヴァーベンド。スピードが一切ない代わりに、スタミナだけは無尽蔵にあるのがこの系統の特徴。このレースでも、特に母系に入ってスタミナを補完、パフォーマンスアップを導きます。
もう少し昔に遡れば、09年12人気２着ブレーヴハート（母父ガルドロワイヤル）、同年７人気３着スノークラッシャー（母父リヴリア）などの大穴も激走しています。
人気薄を含み、比較的コンスタントに馬券に絡む走りを見せていることから、このレースに対する適性が見て取れます。



昨年は２、３着馬がともにサドラーズウェルズ内包馬。さらに、過去に遡れば全弟フェアリーキングの系統であるエリシオ保持馬が複数頭好走。
欧州血統の王様らしい底力とスタミナを有するサドラーズウェルズ一族も、このレースにおける重要血統のひとつです。



ステイゴールド、ダンスインザダークにマンハッタンカフェ。サンデー系の中でも菊花賞や天皇賞・春のような長距離レースに適性を持つスタミナ型サンデーも好調。
昨年、16人気で勝ったミライヘノツバサはドリームジャーニー産駒。このドリームジャーニーは、母父にメジロマックイーンを持った馬でオルフェーヴルの全兄。現役時代はあまり長距離レースに出走しませんでしたが、有馬記念勝ちに天皇賞・春でも３着。スタミナの求められる宝塚記念も勝っており、潜在的なスタミナ能力は相当に高い馬でした。

その他、ディクタスやリアルシャダイなども内包馬の好走があり、総じて長距離血統が幅を利かせるレース。
3400という距離を走ること自体に大きな意味があるレースで、血統的にもその裏付けとなるスタミナを重視したいところ。

③オーソリティ
（父オルフェーヴル）

④ヒュミドール
（父オルフェーヴル）

⑤サトノガーネット
（母父ヴィクトリーノート）

⑥ブラックマジック
（母父ショロコフ）

⑨メイショウテンゲン
（母母父サドラーズウェルズ）

⑮パフォーマプロミス
（父ステイゴールド）

④ヒュミドールは、父がステイゴールド系オルフェーヴル。母父もスピード不足でスタミナ型のチチカステナンゴと、いかにも芝長距離で純粋なスタミナを求められて覚醒しそうなタイプ。

芝を使い出して新味を発揮。前走のステイヤーズＳも道中で前にいた組がゴッソリ残った結果を考えればメンバー２位の上がりを使って５着は上出来。東京コースで勝ち鞍がある点も魅力。重賞制覇の大チャンス到来です。

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阪神11Ｒ
京都牝馬Ｓ（芝1400ｍ）
◎⑭ブランノワール

今年は阪神で行われる京都牝馬Ｓ。同時期、同舞台で行われる阪急杯とフィリーズレビューにヒントを求めます。

阪急杯とフィリーズレビューの特徴といえば、欧州血統の重要性が高いこと。



ダンシングブレーヴやサドラーズウェルズなど、欧州的な底力血統が頻繁に好走するのが阪急杯の特徴。



これは、２週違いで行われるフィリーズレビューも同じ。こちらもやはり欧州性の強い血統を保持・内包した馬が穴を開けやすいレースです。

ダラダラと坂が続き、芝質も重たい阪神。距離は持続力が求められる1400。軽いスピードだけでは押し切れず、ゴール前の消耗戦に耐える底力が求められるところ、欧州血統がその個性を発揮するという構図です。

③メイショウケイメイ
（父ワークフォース）

⑨ビッククインバイオ
（父キングズベスト）

⑩アマルフィコースト
（母父ハイシャパラル）

⑭ブランノワール
（母父シングスピール）

母父にサドラーズウェルズ系シングスピールを持つ⑭ブランノワールが本命。

マイル以上の距離でワンパンチ足りない競馬を続けているだけに、1400への距離短縮が起爆剤になる公算大。
この馬の姉ローブティサージュは、阪神ＪＦ勝ちの印象が強いものの、実は、重賞ばかりを３度使って２、３、３着（競走中止除く）とパーフェクト馬券圏の隠れ1400巧者でした。⑭ブランノワールも、今回はデビュー戦以来の1400。覚醒する可能性十分でしょう。


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