📈血統トレンド分析
現3歳牡馬路線の準・トップクラスが集まった今年のセントライト記念。
基本線は、それらの成長力を問う一戦ということになりそうですが、勢力図を一気に塗り変える可能性を秘める馬が出走してきました。能力は互角以上、馬券的にもここが絶好の狙い目になりそうな⑥サヴォアフェールを狙います。
元々、初芝だったハイレベルの若葉Sで3着、京都新聞杯でも大外をブン回す形ながら渋太く伸びて4着と力の一端は示していた馬。
その才能が如実に表れたのが前走です。
馬場差-2.0秒という超高速設定だったとはいえ、1.57.6秒は極めて優秀な時計。後半5F57.2秒という数字も含めて、このレースを深掘りしておきます。
サヴォアフェールの前走・木曽川特別は、過去10年の中京芝2000mで3位タイにあたる速い時計で決着。このレース以外の好時計は、いずれもOP特別か古馬の重賞競走でマークされたものです。
今夏の中京は非常に時計が速く、先述した通り、サヴォアフェールの1.57.6秒も馬場差-2.0秒という極めて速い馬場で行われたもの。しかし、それ以外のレースも、今年ほどではないにしろいずれも馬場差-1.0秒を超える高速設定で行われています(ゆえに、24年のプログノーシスの時計は出色なわけですが)。単に高速馬場の恩恵と軽んじることはできません。
また、後半5F57.2秒は、過去10年に同コースで行われたレースで2番目に速い時計です。
シェイクユアハートが勝った昨年暮れの中日新聞杯と比較してみましょう(以下、この中日新聞杯をシェイクユアハート、木曽川特別をサヴォアフェールと示します)。
シェイクユアハートは、馬場差-1.7秒で1.57.6秒。前半5Fが60.3秒で、後半5Fが57.3秒。
サヴォアフェールは、馬場差-2.0秒で1.57.6秒。前半5Fが60.4秒で、後半5Fが57.2秒。
馬場差を考慮すればさすがにシェイクユアハートが勝りますが、そもそも古馬のGⅡと2勝クラスのレースとの比較。シェイクユアハートが、その後さらにGⅡ勝ちを2つ積み重ねることを考えれば、それとほぼ同水準の競馬をしているサヴォアフェールの能力や推して知るべし、となります。
ちなみに、サヴォアフェールの前走・木曽川特別の前日に行われた1勝クラスの香嵐渓特別が、過去10年の同コースで最も速い後半5F。
勝ち馬ロードフィレールは、先月の2勝クラスも連勝。新潟芝2200mのレコードタイムを更新する2.09.3秒をマークし、一躍、菊花賞の有力候補と騒がれました(そこで2着だったのが、今年の青葉賞で3着だったブラックオリンピア)。
ただ、前後半の差を見ていただければ一目瞭然。前半は香嵐渓特別の方が木曽川特別より0.8秒遅く、それでいて後半は僅か0.1秒差。ひとクラス上ですから当然といえば当然ですが、木曽川特別の方が香嵐渓特別より、すなわち、ロードフィレールよりサヴォアフェールの方が遥かに価値の高い競馬をしたことになります。