佐々木主浩の大リーグボール22号
第194球 [2012年4月15日]
【皐月賞】ここさえ勝てれば3冠も
グランデッツアとワールドエースの初対決に注目が集まる今年の皐月賞。改めて過去の出走レースをしっかりとチェックしましたが、私は、皐月賞さえ勝てれば3冠達成まであると思っているワールドエースを今年の本命に指名します。多くの活躍馬を世に送り出したこの世代のディープ産駒の中でも、父親に最も似た走りをするのがワールドエースです。ここは“他とはモノが違う”というレースを見せてくれるでしょう。当然、高松宮記念、桜花賞と人気に応えることができなかった福永騎手も今回は期するものがあるはず。彼の手綱捌きにも注目です。
相手には、展開に合わせてどんな競馬でもできるゴールドシップ、一度は外に振られる不利がありながらも前走を快勝したグランデッツァ。折り合いさえつけばまだまだ見限れないディープブリランテに、近走で評価は下がったもののデビュー当時からいい話を聞いていたトリップ。以下、追い切りの動きが良かったアダムスピーク、馬場が渋れば今回も侮れないコスモオオゾラ、叩いた上積みが見込めるマイネルロブストまで押さえようと思っています。
【by佐々木主浩】
大リーグボール22号とは?
驚異の相馬眼を持つG1オーナー【佐々木主浩】のメインレースの最終見解が読めるのは『うまスクエア』だけ。また、愛馬の最新情報など、ここでしか絶対に読めない内容が超満載。

佐々木 主浩
伝家の宝刀・フォークボールで日米通算381セーブの金字塔を打ち立てた“大魔神”2006年11月に馬主登録を行い、僅か5年半後の2012年2月にはクイーンカップで所有馬のヴィルシーナが1着となり、馬主として初めて重賞競走を制覇すると、さらに翌々週には阪急杯でもマジンプロスパーが優勝。2013年5月12日ヴィクトリアマイルでヴィルシーナが優勝し、初のGI競走制覇を果たす。