うまスクエア

第202球 ［2012年5月13日］

【ヴィクトリアマイル】鮮やかな女王の復活劇

クイーンＣで東京のマイル戦を制しているヴィルシーナにとって、来春の目標となる可能性が高い【ヴィクトリアマイル】。今年はウオッカ、ブエナビスタといったスター不在のメンバー構成で、“混戦模様”というのが一般的な認識のされ方のようですが、

１頭忘れていませんか？

スーパースターの存在を

そうです。昨年のこのレースの覇者である５冠馬アパパネのことです。

近走の成績からこの馬を絶対視する競馬ファンは、全盛期の半数以下に減ったかもしれませんが、牝馬同士で走ればまだまだこの馬がNo.１である事をここで証明してくれるはず。そう信じてアパパネに一票投じたいと思います。

何しろこの中間の動きは、映像で見る限りここ最近の中では文句なしで一番。ＧＩが近付くと馬が分かるのか、力を出し切れるデキに仕上がっていると判断します。かつてのウオッカがそうだったように、連戦連勝よりも、紆余曲折のあった競走成績の方がファンに長く愛されるもの。鮮やかな女王の復活劇、そして、蛯名騎手の雄叫び。感動できるレースを期待します。

相手には、こちらも追い切りで抜群の動きを見せたフミノイマージン、デビューから１年、ようやく体ができてきたオールザットジャズ。東京のマイルはいかにも合いそうなマルセリーナに、前走を叩いた上積みが見込めるホエールキャプチャ。以下、アプリコットフィズ、ドナウブルー、マイネイサベルまでを押さえるつもりです。


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【by佐々木主浩】