うまスクエア

第267球 ［2012年12月22日］

【ラジオNIKEEI杯２歳Ｓ】このレースが飛躍のきっかけに

今年は有馬記念で終わるのではなく、なんと翌日にも重賞が組まれた３日間開催。しかも、月曜の阪神Ｃには愛馬マジンプロスパーがスタンバイしていますので、個人的にも非常に楽しみな３日間となりそうです。

尚、12/24(月)は、阪神Ｃだけではなく、今年最後のレースとなるファイナルＳとの２本立てでお送りしますので、月曜までしっかりお付き合い頂ければと思います。

それでは、まずは土曜の【ラジオNIKEEI杯２歳Ｓ】を検討します。

特別登録の段階では17頭のエントリーがありましたが、蓋を開ければ僅か７頭立て。３頭の良血馬が揃った事で、他がこのレースを避けたことが少頭数となってしまった理由ですが、その良血３頭（ラウンドワールド、キズナ、エピファネイア）の中で、私が最も注目しているのは、父シンボリクリスエス×母シーザリオのエピファネイアです。

以前もこのメルマガで触れたことがありますが、ある繁殖牝馬に２年続けて同じ種馬をつけるという事は、上の兄弟の競走成績、つまり結果が出る前の育成の段階で牧場が手応えを感じている証拠。エピファネイアの下もシンボリクリスエスがつけられていますので、生産者側としてはエピファネイアの活躍はある程度予測できていたのではないでしょうか。

角居厩舎で京都２歳Ｓ→ラジオNIKEEI杯２歳Ｓというローテーションは、３年前のヴィクトワールピサと同じパターン。世界を制した厩舎の先輩のように、このレースが飛躍のきっかけになる可能性は高いと見ています。

相手には、ラウンドワールド、キズナを本線に、アドマイヤドバイ、リアルマイスターまでを取り上げます。


【by佐々木主浩】