まいど!淡輪でおま。
明けましておめでとう……なんて言葉は、ワシら博打打ちには野暮な挨拶や。正月やろが何やろが、馬が走るならそこが戦場。それだけのこっちゃ。とはいえ、大勝ちとはいかなんだが、とりあえず有馬記念を当てることはできた。おせちの数の子がちょっとだけ多かったんは、そのおかげやな(笑)
さて、今年はいつもの5日からやのうて、4日から金杯で勝負。それにしても、正月の競馬場は底冷えしよるな。今の若い連中は、暖房の効いた指定席やら、家のおコタでスマホ片手に馬券買うてスマートにやっとるが、情けない話やで。昔の仁川(阪神競馬場)や淀(京都競馬場)のパドックを見てみい。寒風吹きすさぶ中、新聞を腹巻に挟んで、ワンカップ片手に震えながら馬を睨みつけとったもんや。
「差せぇ!」「そのままぁ!」いう怒号が飛び交って、熱気で湯気が立つくらいの活気があった。今の競馬場は綺麗になりすぎて、どいつもこいつも黙ってスマホと睨めっこ。まるで図書館やないか。競馬場ってのはな、人間の欲と情念がぶつかり合う「鉄火場」なんや。もっと声を張り上げて、寒さを吹き飛ばさんかい。
ま、寒さで感覚の無くなった手でマークシートを塗りつぶすのも、この時期の風物詩てなもんだ。ほな、今年最初の運試し、一丁やったろか。
今週の眼 京都金杯 (G3)
さて、2026年の中央競馬開幕を告げる京都金杯じゃ。
最近の若い予想家は、すぐに「AI指数」だの「ラップタイム」だのと、こねくり回した数字を出してきよる。データも大事かもしれんが、そんなもんは機械に任せておけばええ。ワシに言わせれば、競馬は「運」と「流れ」、そして「枠の並び」や。
特に金杯なんてのは「一年の計は金杯にあり」言うてな、理屈やない「運」がモノを言うレースなんや。「馬を見るな、枠を見ろ」。これがワシの流儀や。
今年の京都金杯、フルゲート18頭立て。壮観やな。 巷じゃ1枠に入ったランスオブカオスが騒がれとるらしいな。確かにエエ馬や。最内枠でロスなく回れば勝ち負けかもしれん。せやけど、開幕週の京都でみんなが内を狙ってごった返したらどうなる? 詰まって終わり、なんてのはよくある話や。
そこでワシが目を付けたのは、8枠じゃ。
「大外なんて不利や」と思うか? そこが素人の浅はかなところよ。 よう考えてみい。1枠から6枠までは2頭ずつしか入らんが、7枠と8枠は3頭ずつ入るんや。単純計算で、当たりが入っとる確率は1.5倍やぞ。これを昭和の時代からワシは「数撃ちゃ当たるの保険」と呼んどる。
それに今年は「一か八か」の年明けや。1枠か8枠。ランスオブカオスがおる1枠が表の主役なら、裏の主役はこの8枠や。ここには面白い穴馬が3頭も揃っとる。特にラケマーダには、栗東の若手ホープ・高杉くんが乗っとるやろ。この若造、度胸があってエエ乗り方をしよる。ピンクの帽子が京都の直線で風穴を開ける画が、ワシには見えとるで。
馬単だの3連単だの、そんな細かい点の話は知らん。 ざっくりと網を広げて、どれか一頭が突っ込んでくれば配当にありつける。これこそが枠連の醍醐味、大人の嗜みってもんや。
【最終結論】
買い目はこうじゃ。
京都金杯 (G3)
理由は言うた通りや。今年最初の重賞は「一か八か」の語呂合わせと、18頭立ての数的優位性を活かす。 8枠にはラケマーダを含め、一発ありそうな馬が3頭もおる。どれか一頭でも2着までに来ればええんや。
相手は手広く総流しじゃ。1枠のランスオブカオスが来ても、8枠の穴馬が絡めば配当は今年の干支・午のごとく跳ね上がる。逆に8枠同士で決まる「ゾロ目」が来たら、それこそ盆と正月が一緒に来たような騒ぎになるで。 細かいことは気にせず、8枠の3頭を全力で応援する。それがワシのスタイルや。
編集後記 ~ピュアな心で~
ふぅ、書き切ったわ。 予想を終えると、心地ええ疲れがくるもんじゃな。 さて、レースまではまだ時間がある。久しぶりに押し入れから引っ張り出してきた、昭和60年のプロ野球選手名鑑でも眺めながら、ゆっくりラジオでも聴くとするか。
あの頃の選手は、成績よりも「顔」で勝負しとったような気がするわ。 皆も、金杯で乾杯と行こか。ほな、また来週な。
