穴候補は”キレ”のある馬ではなく…
消耗戦に強いスペシャリスト


本番の桜花賞が1600Mで行われるのに対して、前哨戦であるフィリーズレビューは1400M。短距離戦だけによりスピードが問われるかというと、その点は少々異なる。

そもそも、1400Mという距離設定は特殊だ。日本ではG1が開催される訳ではなく、重賞が行われるにしてもほとんどが前哨戦ばかり。ちょっとした脇役のような条件になっている。

実はこの距離、非常にタフである。特にこの阪神1400Mという条件は特にその傾向が強く、フィリーズレビューも毎年のようにレース前半の方が速いラップの刻まれる消耗戦になっている。

以下のように、前後半3ハロンのラップを比べるとよく分かる。

※過去3年の当レースにおけるラップ比較
19年 34.9-35.2 (0.3秒前半が速い)
18年 33.7-36.1 (2.4秒前半が速い)
17年 33.5-35.5 (2.0秒前半が速い)

これだけ、前半のペースが速く、上がりのかかる展開になると先行勢にとっては楽ではない。

現に、この3年で逃げ馬は1頭も馬券に絡んでおらず、馬券圏内のほとんどを差し馬が占めている。それだけ、一本調子のスピードだけではこの舞台を攻略するのは難しいという事だ。

この条件を考えると、ファンからの支持を受けるであろうアヌラーダプラにとってこのレースは決して合っているとは言えない。

この馬は新馬戦も、続く1勝クラスも“ヨーイドン”の競馬で勝っている。道中の追走で脚を使う必要がなく、ただ直線で速い脚を繰り出せばいい、体力の必要ない展開だ。

しかし、前走のフェアリーSでは、距離が延びた事もあってそうはいかなかった。道中の追走で体力を消費し、直線ではそれまで見せていた鋭い脚を使う事が出来ず。体力の問われる展開となってしまった時には脆いという面を露呈する内容。

一見すると、今回の距離短縮は本馬にマッチしそうにも思えるが、タフな阪神1400M戦という事を考えれば過信は禁物。その他に、より1400M戦への適性を持っている馬に注目したい。

そして、クラシックへの前哨戦という当レースの立ち位置を考えても、そういった1400M戦のスペシャリスト的存在というのは、えてして世間からそう高い評価が与えられる事がない。妙味ある存在となってくれるはずだ。

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[記事提供:ホースメン会議]

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