完全攻略ファイル No.2

【毎日王冠】なぜこの鞍上? 「菅原明→〇〇」乗り替わりの舞台裏



先週のスプリンターズSは、当欄で乗り替わりの舞台裏を取り上げたママコチャが快勝。前任者の鮫島駿騎手から半ば強奪に近い経緯だったとはいえ、キッチリ陣営の期待に応えて見せた。

そんな川田騎手毎日王冠(東京・芝1800m)で人気薄が予想されるデュガに騎乗。競馬週刊誌では3戦続けて騎乗している菅原明騎手になっていたのだが、今週になって唐突に川田騎手と発表されてトレセン内外に激震が走った。

第一にデュガは1800mどころか、1600mですら22年アーリントンCで17着に大敗している。以降は1200~1400mにしか出走しておらず、常識的に考えて毎日王冠と同日の京都メイン・オパールS(ハンデ、芝1200m)に使うのが筋だろう。

しかし、オパールSには同じく森厩舎の管理馬で、先週のスプリンターズSを除外されたジャングロを筆頭にジャスパージャック、ディヴィナシオンと3頭出し。

しかも毎日王冠は出走馬を確保する意味合いで、特別出走奨励金として11着以下になったオープン馬に100万円が交付される対象レースに指定されている。

詰まるところ今回のデュガは俗に言う“使い分け”で、2ケタ着順に大敗しても100万円をGETできる立場なのだ。

ただ、筆者の仮定で解せないのは、「菅原明→川田」への騎手変更だ。最初から着順度外視であれば鞍上を強化する必要はなく、何より普段から乗り馬を絞っている川田騎手なら尚更だ。

川田騎手に限らずリーディング上位騎手の多くは、ノーチャンスの馬には乗りたがらない。それなら他の有力馬に騎乗予定のジョッキーが落馬負傷などにより乗れなくなり、「代打騎乗でお鉢が回ってくるのを待った方がマシ…」というエージェントも少なくないのだ。

神戸新聞杯サトノグランツ、スプリンターズSママコチャと2週続けて重賞制覇と勢いに乗る川田騎手。圧倒的な騎乗成績を影から支える敏腕エージェントが“騎乗依頼を承諾した”という1点だけで、狙う価値はあるかもしれない。


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