完全攻略ファイル No.1

【シルクロードS】2週続けて推奨馬が重賞勝利!今回のターゲットは「引退ヤリ」



先週のアメリカJCCは当欄で「ジョッキー絡みの勝負話」を紹介したチャックネイトが快勝。当初、前走アルゼンチン共和国杯3着時はモレイラの予定が大野になり、堀厩舎が身元引受調教師を務めるキングに乗り替わり鮮やかな変わり身を遂げた。

これで先日の日経新春杯ブローザホーンに続いて、当欄で取り上げた推奨馬が連勝。そして今週シルクロードS(京都・芝1200m)のターゲットはブローザホーンの中野栄厩舎と同じく、2月末に定年を迎える安田隆厩舎の引退ヤリ勝負馬アグリだ。

今回はサンライズロナウドと安田隆厩舎2頭出しも、「積んでいるエンジンは相当も気性がネック。1200mも初めてだし、こっちは良くも悪くもノリさん(横山典騎手)次第だから」とのこと。

逆にアグリは「この馬も1200mで勝ち鞍こそ無いけど、前走(阪神C3着)で乗ったルメールが『残り50メートルで馬が疲れてしまった』って。馬体も10キロ増えていたとはいえ、勝負所あの手応えで突き抜けられないんだから敗因は距離なのかも?」と狙っての参戦だ。

ここで気になるのは事実上、厩舎サイドに距離短縮を進言したルメールが別の馬に騎乗。アグリには今回初コンビとなる坂井瑠が乗ることだろう。

しかし、阪神C時のアグリはスプリンターズSで人気を裏切った横山典騎手を降ろすため、何かとうるさい馬主サイドに配慮した代打起用。ノーザンF天栄を最優先するルメールが続けて騎乗するには、天栄調整の有力馬が同じレースに参戦して来ないことが条件になる。

すなわち、今回のルメールは天栄調整馬エターナルタイムに“乗らざるを得なかった”に過ぎず、坂井瑠に鞍上弱化を嫌われて人気を落とすようであれば馬券的に絶好の狙い目だ。
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記者歴十数年の中堅記者。1500レースを超える重賞のデータ分析と現場情報の二刀流が武器。日経新春杯・東海Sは講義内容がズバリで馬連・3連複・3連単を的中!
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