うまスクエア

第279回［2014年1月11日］　最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【シンザン記念】素質に惚れ込んでいるようで・・・

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●素質に惚れ込んでいるようで・・・●

朝日杯FSを制したアジアエクスプレスの時計を０秒５上回る１分３４秒２で同週の土曜日に行われたひいらぎ賞を制したミッキーアイル。除外がなければ朝日杯FSを勝っていたかもしれない、そういうレベルであることは確かだろう。

そんなミッキーアイルが中心になるシンザン記念には他にも素質馬が多数スタンバイ。中でも注目したいのがモーリスだ。

まずデビュー戦がメンバー最速の末脚なのはもちろん、唯一の３３秒台の鬼脚で圧勝。

続く京王杯２歳Sでは１番人気に支持されるも出遅れと外々を回るロスがひびいて６着に敗退。

それでもメンバー最速の３３秒１の上がり、レースの上がりを１秒２上回っており能力は示した。

前走（万両賞）こそ、上がり最速を２着の馬に譲ったが、勝ちに行く競馬で結果を出したことを評価すべき。

そして、もっとも大きいポイントはデビュー戦で手綱を取った内田博騎手が常にこの馬の動向を気にしていたことと、前走を勝ち上がればシンザン記念に乗りに行きますよ、と前走時の前から打診していたほど惚れ込んでいるということ。実際スケールの大きさならミッキーアイルにもヒケを取らないレベルだし、逃げ対差し、という構図も興味をそそる。

ここ２年はジェンティルドンナ、エーシントップなどを輩出している出世レース、名乗りを挙げるのは果たして！？