採れたて!トレセン情報

第831回&第832回

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【美浦の『聞き屋』の囁き】

●クラシックシーズン到来●

来週以降に行われる皐月賞トライアルレースのスプリングSや若葉Sが、すでにフルゲート近くまで出走予定馬がいる中で、皐月賞に最も直結する弥生賞は10頭立てとフルゲートを大きく割った。

近年は桜花賞への王道とされるチューリップ賞もフルゲート割れになることが多く、これはチューリップ賞も弥生賞も王道ゆえに出走するメンバーが上質だから。

スプリングS,若葉S、牝馬戦線のフィリーズレビューが弱いレースということではなく、桜花賞や皐月賞の本命クラスが王道を進むため、それらを避けた方が優先出走権を手に入れやすい、という考えが多くの陣営に働くからだろう。

牡馬戦線の大本命はサートゥルナーリア。

すでに発表があったように皐月賞へはぶっつけで挑み、その鞍上はルメール騎手を予定。

共同通信杯で初黒星を許したが、アドマイヤマーズはデムーロ騎手で皐月賞へ。

その2人が弥生賞では1番・2番人気候補のラストドラフトカントルに騎乗。

仮にここで優先出走権を得ても両騎手ともに皐月賞では騎乗することはできないが、なぜわざわざトライアルレースに乗るのか。

それは騎手と厩舎の思惑が一致しているから。

サートゥルナーリア、アドマイヤマーズともに皐月賞を目指して調整されているが、いつ不測の事態が起こるかは分からない。直前で回避ということがあるかもしれない。

そこで、お手馬候補を1頭でも多く確保しておけば、万が一というときにカバーができる。

一方、厩舎としては現時点ではルメール騎手もデムーロ騎手も本番の皐月賞では騎乗できないと断られていても、トライアルレースで桁違いのパフォーマンスを見せることができれば、このクラスの騎手なら先約を断る可能性がないわけではない。それに、ここは騎手と同様で先約の馬たちが回避となれば次に選ばれる可能性が高い。それならば、トライアルレースも騎乗してもらおう、ということになっているのだ。

ここから分かるのは、今の競馬はルメール騎手とデムーロ騎手を中心に回っているということ。

3着までに皐月賞への優先権が与えられる弥生賞。

ルメ・デム騎手の思惑どおりとなるのか、ここから新興勢力が台頭するのか。いよいよクラシック本番が近づいてきた。

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●第三の男!●

チューリップ賞と弥生賞と言えば桜花賞・皐月賞という本番と同じ舞台で争われる、そして世代最初のクラシックトライアル。毎年恒例でもあり、クラシックが近づいてきた事を知らせる、春の訪れを知らせる風物詩とも言えるレースでもある。


桜花賞トライアルのチューリップ賞は、2歳女王のダノンファンタジーが桜花賞1番人気をほぼ確定させる貫禄の勝利を上げ、熾烈な残りの2枠の争いは、シゲルピンクダイヤとノーブルスコアが手中にした。


日曜日は牡馬、皐月賞トライアルの弥生賞。前売り1番人気はやはりルメール騎乗のラストドラフト、そして昨年のダービー馬ワグネリアンの全弟カントルも、鞍上にミルコを迎え上位人気に推されている。

ただこの両人とも、本番の皐月賞での騎乗予定馬は既に決まっており、もしここで勝っても本番では乗り替わりとなる可能性が高い。

それがゆえに「ここ一発の騎乗」になるため、目一杯の競馬をしてきそうだ。


そんな中で、もう一人の外国人騎手、ミナリクが手綱を取るヴァンケドミンゴも意外と侮れない存在。

全兄は昨年の皐月賞2着のサンリヴァル。その兄と同じ路線を歩もうとしたのだが葉牡丹賞で敗れてしまい、ホープフルS挑戦は断念した。

現時点での実績的には兄には遠く及ばないのだが、実は厩舎の評価は現時点でも同じくらいのモノがある。

前走はソエの影響もあったようで力は出し切れず、それで無理せず休ませていた経緯、立て直されてきた。

兄のサンリヴァルは皐月賞2着だけでなく、弥生賞でもダノンプレミアム・ワグネリアンと僅差の4着、ホープフルSでも4着と中山コースは得意な舞台。全弟なだけにヴァンケドミンゴも合わないワケは無い。

厩舎サイドとしても「権利は取れるのではないか?」と相手は強くさすがに勝てるとまでは言わずとも、3着以内なら十分可能性はあるといった雰囲気。

鞍上はシブい騎乗に定評あるミナリク。人気は全く無いが、第三の外国人騎手の台頭があってもおかしくない。

【競馬場から見た推奨馬券】

土曜の中山は芝、ダートともに稍重でのスタート。日曜はお昼前あたりから降り出しそうだが、雨量はそれほどでもなさそう。
大方、芝もダートも稍重くらいのイメージで考えたい。

まずは、中山4Rのダート戦。注目は3番ゴルトマイスター。とにかく新馬戦が圧巻の強さ。スタートこそもう一つだったが、1コーナー辺りからの上がりっぷりが良く、馬群の外を抑え切れない手ごたえ。4コーナーでも一頭だけ手ごたえが楽。大型馬特有の追っての反応の鈍さはあったが、それ以上に力強い走りが目を引いた。全体的に遊び遊びで、まだ本気は出してない印象だっただけに、一度実戦を使った上積みは大きいはず。時計もいくらでも詰まりそうな印象がある。ちなみに、3馬身半突き放した2着馬が、未勝利→500万を連勝している。
大型馬の久々がネックだが、調教の感じは、デビュー前より明らかに動きに余裕がある。実戦経験の効果が窺える。
今回も含めて、これから期待の素質馬だ。

単勝 3
馬連 3-6 3-8

自信度 B


中山 11R弥生賞も勝負できる。中心はもちろん1番ラストドラフト。新馬戦は、馬群の中で折合う競馬で切れ味を活かした。
京成杯は早目に先頭に立ち、他馬をねじ伏せる。全く違う競馬での連勝。
新馬戦で負かしたヒシイグアスは、その後連勝。まだ余力十分の京成杯は、GIホープフルより0.4秒速い時計。机上の計算では、ホープフル組のニシノデイジー、ブレイキングドーンには負けようがない。
枠順に恵まれた今回も、無事通過と見る。

馬単 1-2 1-3
3連複 1-2-3 1-3-8

自信度 B



【美浦の『聞き屋』の囁き】

●セルフプロデュース●

世間ではエージェント、もしくはマネージャーと呼ばれているが、騎乗依頼仲介者が正式名称。

多くの騎手がこの騎乗依頼仲介者を設けているが、大野騎手は一昨年、昨年と騎乗依頼仲介者なしで自身の年間勝利数を増やしたセルフプロデュース能力が高い非常に稀な騎手なのだ。

大野騎手のスタンスは基本的には依頼があった順番を最優先。

その大野騎手がごくたまに先約を断って後からの依頼を受けることがあるという。

それが今週のオーシャンSで騎乗するナックビーナス

もともとの先約は主戦を務める高木厩舎のスノードラゴン。

スノードラゴンと大野騎手のコンビと言えば2014年のスプリンターズSを制したコンビ。

その後、何度かの乗り替わりはあったが、その手綱のほとんどを大野騎手が取ってきた。

ただ、スノードラゴンも今年ですでに11歳。近走の走りは精彩を欠くことが増えてきた。

昨年のスプリンターズSのあと、大野騎手はオーシャンSから高松宮記念と騎乗依頼を早い段階から受けていたらしいが、その後ナックビーナスに騎乗することとなり、今週のオーシャンSで騎乗依頼がブッキング。

もちろん、先約はスノードラゴンだが、大野騎手がどちらに乗りたいかと言えばナックビーナス。

そこで主戦厩舎の高木師と大野騎手が話し合った結果、高木師が引く形となり、大野騎手の希望どおりとなった。

これも、大野騎手の人徳で、ほとんどの依頼を先約順で受けているため、多くの調教師が大野騎手へ対して気を使ってくれることが多々あるというのだ。

つまり、先約よりもいい馬の依頼があった場合は相談に乗ってはくれる、もちろんダメな場合もあるが、譲ってもらえる場合もある。このあたりのプロデュース能力は、並のエージェント以上。

今年も順調に勝ち星を積み上げており、その手腕には注目しておいて損はない。

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●このスイッチ騎乗は注目!●

今年も早くも3月に突入、今週からクラシックトライアルも開幕し、連続GI開催も近づいてきた。

土曜日には阪神で桜花賞トライアルのチューリップ賞が行われるのだが、ルメール・ミルコの外国人二人を含め、浜中騎手・高倉騎手と関西ジョッキーが中山のオーシャンSの方で騎乗している。

まずはいよいよ今年もリーディングトップに躍り出たルメール、騎乗するのはモズスーパーフレアだが、ルメールは本番高松宮記念ではロジクライに騎乗予定、その本番では武豊騎手が手綱を取ることになっている。ゆえに、ここ一発の騎乗でもあり鞍上としては勝ちたい一戦。

エスティタートに騎乗する浜中騎手。この馬は現時点での収得賞金では高松宮記念への出走は厳しい状況。ここで最低でも2着で賞金加算させる事が必須条件、そういう意味で勝負度合いは高い1頭。

この二人も注目に間違い無いのだが、何と言ってもミルコが選択した騎乗馬には驚かされる。

アイビスSD、そしてセントウルSとコンビを組み、3歳の夏から秋に期待を膨らませ、今年の復帰戦となった前走のシルクロードSでも2番人気に支持されたラブカンプーでは無く、今回手綱を取るのは同じ森田厩舎の管理馬ながらダイメイプリンセスの方。このスイッチには驚くばかり。

その理由は、鞍上のミルコ側から「ダイメイプリンセスに乗れるなら中山へ行く」というリクエストがあったからこそ。

こういう事がまかり通るのも、大きなレースで結果を残すジョッキーだからこそ。それだけ自信もあるのだろう。

今回は全くのテン乗りなる分、本番を見据えて感触を掴む前哨戦になるにはなるが、そんな競馬でも結果を出すのがこのジョッキー、このスイッチ騎乗はとにかく注目だろう。


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