採れたて!トレセン情報

第850回&第851回

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【関西事情通チョッといい話】

●桜花賞の借りを返す!?●

今年も5月に入り、いよいよ5月の連続東京GIに突入する。その開幕GIは3歳馬によるマイル王決定戦・NHKマイルC。桜花賞馬グランアレグリアの参戦によりレースもより盛り上がりを見せている。

もちろん、アーモンドアイのレコードを凌ぐ時計で桜花賞を制したグランアレグリアは相当なモノなのだが、まだ未対戦の馬も多く判らないところもある。

なかでも、きさらぎ賞優勝後は直行を決めたダノンチェイサーは注目していい存在だ。


やや折り合いに懸念があったのだが、その前走のきさらぎ賞で結果を出し、見事完勝。その後は皐月賞には目もくれず(同オーナーのダノンキングリーがいたこともあるが)、このNHKマイルCからダービーという路線を決めた。

折り合いに進境を見せたため、2400mでもこなせる可能性はあるものの、適性を考えればやはりマイル、ゆえにまずはここが春の最大目標と言える。

実際、状態の方も、以前はトモに力が無くハミにモタれた走りになっていたが、それが休養効果で解消され脚が溜まるようになってきたとのこと。前走以上のパフォーマンスを見せる可能性はある。


鞍上は川田騎手。ダービーではヴェロックスでの参戦が決まっているため、ここ一発の騎乗、そういう面でも勝負懸かりと言えるだろう。

このオーナーで川田騎手と言えば、このダノンチェイサーのみならず、ダノンプレミアムやダノンファンタジーなど重賞を勝ちまくっている黄金タッグ。先日の高松宮記念で1番人気に推されていたダノンスマッシュも、次走は函館スプリントSで川田騎手が騎乗するとのこと。とにかくオーナーサイドの信頼度は高く、川田騎手もそれに応えている。

桜花賞ではダノンファンタジーでグランアレグリアの後塵を拝してしまったが、その借りをチェイサーで返す可能性も十分あるだろう。注目してみたい。

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2週後を楽しみにお待ち下さい!!

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【美浦の『聞き屋』の囁き】

●天栄明けが主流!?●

フルゲート18頭中、関東馬は2頭だけ。グランアレグリアヴィッテルスバッハのみ。

2頭だけではあるが、グランアレグリアは桜花賞馬で変則2冠を狙う大本命。

ヴィッテルスバッハはトライアルレースからの出走だが、その末脚は3歳勢トップクラス。

この2頭はともにノーザンファーム生産で、近年大旋風を巻き起こしているノーザンファーム天栄での調教馬。

天栄の調教馬と言えば、先週の天皇賞でも、関東馬は2頭だけで、フィエールマンとグローリーヴェイズともにノーザンファーム生産で天栄調教馬。もはや、これは今流行りのブランドといっても過言ではないぐらいの勢いで、トレセンに設備と同等か、それ以上とも言われており、調教技術も同等以上。

トライアルレースをパスしてGⅠに挑むという、ひと昔前では考えられないパターンで圧倒的な実績を残しており、もはや「休み明け」は死語。関係者の間では「天栄明け」と尊敬と畏怖を込めて呼ばれているぐらい。

プロ野球のピッチャーの肩は消耗品などと言われることがあるが、一流馬たちも出走回数を減らすことで精神的なダメージと足元のダメージを最小限まで軽減して消耗しないように調整。

近代競馬にマッチした勝つためのメソッドと言ってもいい。

今週も少数精鋭できっちりと「天栄明け」の馬が仕事をする、かもしれない。

【競馬場から見た推奨馬券】

NHKマイルCがかなり堅くおさまりそうなので、それまでに幾ら資金を増やせるかが勝負。頑張って増やして、G1はドカンと行きたいものですね!

まずは東京3Rから。ここはデビュー以来、3連続2着でルメール騎乗の13番エンシュラウドが、断然人気となりそう。だが過信はできない。前走がそれほど強い相手のいない組み合わせ。しかもマイペースの逃げで勝ち切れなかっただけに、評価を下げざる終えない。イメージ的には、切れるというより持続力で勝負するタイプ。距離短縮で、瞬発力を要求される東京も合うとは思えない。
そこで狙いたいのは、サクラデュエル
前走のサトノエルドールが勝ったレースは、かなりの激戦区。そこで大外枠からの競馬で0.4秒差なら価値がある。しかも半年ぶりで、まだ馬体も緩く映っていた。新馬戦のブーザーが勝ったレースも評判馬揃いだった。その時も追い切りが足りない状況だっただけに、凡走も仕方なし。ただ、直線の脚には十分に見所があった。
その点、今回は初めて順調に来ただけに、上積みも大きいはず。東京しか使っていない点にも好感。馬券的に妙味十分だ。

馬連 2-16 10-16 13-16
ワイド 2-16

自信度 C


続いて東京4R。前走に引き続いて6番トランスポーターを狙う。その前2走の内容から前走も勝負したが、インのポケットに入ってしまい、持ち味を発揮できなかった。とにかく、胴長のステイヤー体型で切れ味がない。その分、エンジンがかかれば、長く良い脚を使う。直線の短い中山で、捌けたのが直線半ば近く。やっとエンジン全開となったのが、ゴール寸前という感じだった。今回は距離が伸びて広々とした東京。馬っぷりからは、もっと走らなくてはならない馬。追える川田でもう一押しを期待したい。

単勝 6
馬連 6-7 6-10 1-6

自信度 B


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●激戦のダービートライアル●

今年のダービーの賞金ボーダーラインは1500万前後。

例年が1200万あたりなので高い方になる。これは近年主流になりつつある、大手牧場の使い分けと出走回数が少なくなっていることで、重賞やオープン特別の勝ち馬が毎回違うため、賞金を持っている馬が増えて、その結果がボーダーラインの上昇ということになるのは当然。

今週行われる京都新聞杯の勝ち馬は確実に出走が可能になるが、2着馬が1勝馬の場合は1500万という賞金になるため出走は他の馬の動向次第になる。

プリンシパルSは1着馬のみ優先出走権が手に入るので、地味なレースながら毎年関係者の声は熱い。

ダービーに直結しないと言われており、実際過去10年、いやそれ以上を振り返ってもまったく連動していないが、昨年の勝ち馬コズミックフォースはダービーで見せ場十分の3着と好走。

今年のプリンシパルSに騎乗している騎手の中で、すでにダービーでの騎乗馬が決まっているのは戸崎・横山典・ルメール騎手だけ。

それ以外の騎手は騎乗馬が決まっていないので、より必死になるはず。

今年の皐月賞組の壁は相当高そうだが、それでも出走しないことにはチャンスは生まれない。

ダービーへの最後の切符を掴むのはどのコンビになるのか。注目したい。

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●メインがメインでは無い!●

いよいよ今週から5週連続東京GIが開幕、春のGI戦線も佳境を迎え、競馬の祭典日本ダービーも近づいてきた。

その日本ダービーの最終切符を争うレースが今週土曜日は東西で行われる。東京ではリステッドレースのプリンシパルS、1着馬に日本ダービーへの優先出走権が与えられるが、やはりホースマンの誰もが憧れる舞台とあって、騎乗馬の決まっていないジョッキーにしてみれば、ここは必死になるところ。

関西からはルメールと和田騎手が参戦。ルメールは皐月賞馬でダービーの騎乗が決まっているためここ一発の騎乗。和田騎手の方はまだダービーでの騎乗馬は決まっておらず、ここで得たチャンスはモノにしたいところだろう。

ただ和田騎手は、最初からプリンシパルSが目当てで遠征して来ているワケでは無く、先に遠征が決まっていたので騎乗依頼があったというのが実のところ。

ではその前に決まっていた馬とは…

なんと平場の条件戦、この土曜東京8Rアプルーヴァルだ。

西で乗っていればそこそこいい馬は集まる、中堅の中でも上位の存在の和田騎手が、わざわざ馬に合わせて遠征してくる。前走後は、左回りの1400mに拘りここへの参戦は早い内に決まったが、和田騎手もどこへでも乗りに行くという雰囲気だった。それはもちろん、それだけの可能性を感じているからこその行動だろう。

500万条件を勝ったばかりだが、道中は抜群の手応えで折り合い良く進み、直線でGOサインを出すとあっと言う間に抜け出し、最後にフワフワしたぶん2着馬に詰め寄られたものの内容は完勝、しかもまだまだ余力もあった前走。和田騎手の見立て通り、昇級戦でもアッサリクリアする可能性は十分あるだろう。そして、この類の話はここだけでなく、この先も注目してみたい1頭だ。

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