採れたて!トレセン情報

第856回&第857回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●オーストラリア生まれの二人●

いよいよ今年も、世代の頂点を決める日本ダービーがおとずれる。ホースマンの夢であり憧れ、その出走メンバーに並ぶだけでも大変なことである。

1番人気は、ここまで4戦4勝、暮れのホープフルSを勝ち、クラシック第一弾の皐月賞も制したサートゥルナーリア。その鞍上には、今の中央競馬を牽引している中心的存在のルメールが引き続き手綱を取る予定だったが、先日の制裁で騎乗停止、その手綱は短期免許を取得して来日中のダミアン・レーンに託されることになった。

対して、ダミアンと同じ時期に短期免許を取得して来日している、同じオーストラリア生まれのブレントン・アヴドゥラは、今週の週中、投票直前までダノンチェイサーでダービー騎乗の予定が回避となり、結局ダービーに乗り馬は無くなってしまった。

この明暗を分けたオーストラリア生まれの二人、主戦場は違うのだが、アヴドゥラの方がやや年上で騎手デビューも2年早く年間の勝ち鞍数も上、実際上の存在ではある。

今回の来日ではすっかりダミアンの影に隠れてしまい、勝ち鞍も4勝と全く存在感を出せていないが、昨夏の小倉では6週間で14勝を上げ開催リーディング2位タイの活躍を見せたように、確かな技術はある。

ダービーの乗り馬は無くなってしまったが、この来日最終日の最終レース、目黒記念では身元引き受け厩舎の管理馬アイスバブルに騎乗する。

もともと素質を高く評価されていた馬で、緩さが徐々に解消され切れ味に磨きがかかり、いよいよ軌道に乗ってきた上り馬。本来はメトロポリタンSを使ってここが青写真で、天気急変による中止という異例のアクシデントに見舞われてしまったが、それでも目標にしてきたレースでハンデも手頃な54キロ、チャンスは十分にある。

このレースもまた、ダミアンの方が人気馬に騎乗しているが、ひと足先にここで帰国予定でもあり、最後に意地を見せてくれるのではないだろうか。その渾身騎乗に期待してみたい。



【美浦の『聞き屋』の囁き】

●元主戦の意地を見せれるか●

ダービーのあとに行われる目黒記念

注目は当然、有馬記念を制したブラストワンピース

大阪杯のあと、ルメール騎手への乗り替わりが発表されたが、ルメール騎手の騎乗停止により再び主戦だった池添騎手へと戻ってきたのはすでにご存知の経緯。

これは関係者の中では、勝っても負けても得をせずにリスクしかない、と言われている。

たとえ勝ったとしてもGⅡではレベルが違った、馬が強かったになるが、負けた場合はルメール騎手ではなかったから、乗り方がどうだこうだ、と言われる可能性が大。

ブラストワンピースはこのあと札幌記念から凱旋門賞へと向かうローテーションだが、札幌記念ではルメール騎手か、ほかの騎手へと乗り替わりが決まっているらしく、つまり、勝とうが負けようが池添騎手は主戦だったにもかかわらず、今回だけでこのあとブラストワンピースに乗る可能性はかなり低い。

しかも、太りやすい体質が影響してか、今回もプラス体重で出走する可能性が高く、またハンデ59キロは実力が抜けているとはいえ、今の高速馬場では明らかにマイナス材料。

このあたりのことは池添騎手も分かっていると思うが、やはり他の騎手には譲りたくないと思うのが騎手のプライドなのだろう。結果で見返すことができるかどうか。

【競馬場から見た推奨馬券】

週末からのこの暑さは何なの!まだ5月だよ。府中は東京の中でも、夏暑く、冬寒いので有名な地域。急激な温度変化で、バテる馬も出てくるだろうね。できれば馬券はパドック、返し馬までチェックして決めたいですね。
せめてダービー出走馬だけでも、力を出し切れる体調でゲートインしてもらいたいものです。

晴天続きで、馬場が硬くなってきたことと、コース替わりのおかげで、東京の芝は更に時計が出るようになったので、ご注意を。

高速決着の芝競馬は難しそうなので、今日はダートの競馬でダービーの資金稼ぎ。

まずは東京7R。最内枠を引いた1番キタノユウキから入りたい。
前走は、人気馬2頭の先行争いとなり、前半が46秒8で後半が49秒8の前傾ラップ。
それで、逃げて0.2秒差の3着は評価できる。しかも、550キロ近い大型でパワー型。前走のような稍重で脚抜きの良い馬場より、今回の乾燥しきった馬場が合う。
更には、今回は強力な同型も見当たらない。枠順的にも行くしかないので、迷いはないはず。軸はこの馬が妥当。

単勝 1
馬連 1-10 1-3 1-15

自信度 C


東京9Rは、前走で大変身を遂げたレピアーウィットに魅力を感じる。大変身と言っても、デビュー当時は、かなり評判になっていた馬。デビューから3戦は、芝の競馬で取りこぼしたが、ダートに矛先を変えて、未勝利、500万と楽勝。共に東京コースだった。その後は惨敗が続いたが、おそらく気性的なものと思われる。それが、距離が長いと思った前走の1800m戦で大楽勝。距離延長と外枠で、すんなり先行できたことが大きいと思うが、それにしても強すぎ。2着馬で水準級の時計と思うが、それを最後は流して1.7秒千切ったのだら、ケタ違い。
問題は、距離短縮と中枠で前走のような競馬ができるか、どうかだが、器用さを欠く超大型馬だけに、ワンターンで広い東京は合うはず。未勝利時代は芝の短いところでも、そこそこの位置につけていただけに、芝発走も良さそう。
そして、順調に使えるようになって、体が絞れて覇気を増してきたことが何より。
前走だけ走れば、昇級でも楽に勝ち負けだと思うが、更に上のパフォーマンスまで期待できる。

単勝 10
馬連 10-15 5-7
ワイド 10-15

自信度 B


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●大役を仰せつかる!●

いよいよ今年もダービーウイークを迎える。週中のトレセンもいつもと違う雰囲気、取材陣も多く、また関係者のピリピリしている中で、何かワクワクしている様な、ダービーウイークならではの独特の雰囲気を醸し出していた。

本番は日曜日とは言え、土曜日も「ダービーウイーク」であり、やはりいつもと違う雰囲気はある。その土曜日は京都で重賞・葵ステークスが行われる。

昨年から重賞に格上げされた3歳限定の短距離重賞、今年もダービーとはまた違ったならではのメンバーが揃った。

通常、3歳馬と言えばひとまずクラシックを目標にするもの。それはやはり一生に一度のチャンスであり、ホースマンが目標とするところでもあるからだ。まして収得賞金に余裕があれば、牝馬なら桜花賞から例え適性距離に多少疑問があっても基本的にはオークス、どうしてもマイラーともなればNHKマイルCという路線を歩むのが既定路線と言える。しかし、今年の3歳牝馬で既定路線に乗らなかった馬がいる。ここへ出走しているディアンドルだ。デビューから芝1200mだけ使われているが、オープンを2勝しているだけに収得賞金的にはクラシックに使える立場。ましてルーラーシップの仔でもあり、血統的には距離に融通が利く可能性はあるだろう。普通はまず桜花賞が既定路線というところ。

しかし、陣営は1200mの短距離に拘り、前走後はこの葵ステークスまでジックリ待機していた。その理由は…

GI戦線を席巻しているノーザンF関連馬だが、ダートと短距離戦にはまだ強い馬が見られない。それを関係者も感じているようで、このディアンドルは「短距離のスペシャリスト」として育てていきたい意向のようだ。よって、桜花賞には目もくれず、前走後はここを目標、今後も短距離路線を歩む事になるようだ。ノーザンFの短距離戦線の今後を担う大役を仰せつかったと言えるだろう。

鞍上には、本来はルメールを予定していたのだが、騎乗停止中で乗れず、タイミング良く声の掛かった藤岡佑介騎手が代役を務めることに。

重賞で初騎乗に強いイメージのある藤岡佑介騎手、先週の平安Sでは結果は出せなかったが、ここは大きなチャンス。大役を仰せつかった期待馬の鞍上を務めるのも大役だが、是非結果を出して欲しいところだ。

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●父から息子へ●

先週の騎乗停止処分でダービーへの騎乗ができなくなった横山典騎手。

個人的な見解を言わせてもらえば、あれは明らかに馬の癖であり、被害を受けた馬の程度からも5万、重くても10万円の処分で済んだのでは、と思えるぐらいだった。

他場の制裁を見ても統一性がなく裁決のレベルには疑問を抱くが、それは今さら言っても仕方のないこと。

それはさておき、リオンリオンの父から息子への乗り替わりについて。

これはマスコミの談話などでは、父である横山典騎手が、同期で親交の深い松永調教師に息子である横山武騎手を乗せてくれないかと頼むには頼んだが、それだけしかしていない中で、息子を選んでもらって嬉しい、涙が出た、とあるが、実際のところは勝負の世界なゆえにもっと生々しい話のようだ。

横山典騎手が騎乗停止になったあと、ダービーでの騎乗予定馬がいなかった岩田・四位・内田騎手などのベテラン勢のエージェントが当然の如く松永調教師に騎乗依頼を申し込んだという。その時点では松永調教師は四位騎手でと考えていたらしいのだが、そこで動いたのが横山典騎手。

松永調教師へのアピール以上にオーナーに対しても猛アピール。

横山典騎手でなければリオンリオンがダービーへと駒を進めることができなかったかもしれないことを考えれば、横山典騎手がそこまで薦めてくるなら横山武騎手を起用しよう、ともなるのだろう。もちろん、横山武騎手が小倉リーディングに続き新潟リーディングを獲得して、順調に勝ち星を伸ばして成績を挙げているからこそ選ばれる対象になって、そして最終的に選ばれたというところは当然にある。

息子は父の期待を超えることができるのか。父もダービー当日は競馬場で息子を応援すると公言。

ダービーに乗っている限りは本当の美談になる可能性があるかもしれない。

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