採れたて!トレセン情報

第915回&第916回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●サリオスを逆転!?●

土曜のタンザナイトSは、見事ジョイフルが、大外から豪快に差し切る気持ちの良いレースで勝利飾った。

レース後、うまスクエアのスタッフさんからお礼の連絡を頂いたが、馬を操作する鞍上というのは、跨れば勝ち負けになるのかどうかはある程度は判断できるもの。主戦場では無い地に挑むのは、それだけの感触があるからこそ。当然と言えば当然の結果である。

ただ、いつもその鞍上の計算通りに決まらないところも競馬の面白さ。普通に考えるよりは確率は高いと思うが、相手は馬、気まぐれな走りは予想できない。今回、良い結果を得られたことを素直に喜び、今後も精進していきたい。


さて、日曜は師走の競馬の風物詩とも言える2歳GI、今週は牡馬も含めた2歳チャンピオン決定戦の朝日杯フューチュリティSが行われる。

前売り1番人気は関東馬のサリオス。前走のサウジアラビアRCでレコード勝ちを収めたが、2着だったクラヴァシュドールが先週のレコード決着だった阪神ジュベナイルFで3着。

サウジアラビアRCのレベルが高かった事を証明したことに加え、今の速い馬場である阪神コースへの適性も示した一戦だった。

このサリオスにとっても時計勝負は臨むところだろう。人気通り最有力の1頭と言えそうだ。

ただ、そのサウジアラビアRCから約1ケ月後、同じ東京で重賞制覇を成し遂げたタイセイビジョンも同じ意味で侮れない。

その勝った京王杯2歳S、上がり3F33.5秒の決め手を繰り出しこれもレコード勝ち。今の阪神コースへの適性はあるはずだ。

そして、京王杯2歳Sのグレード自体はGⅡ、さらに函館2歳S2着もあり、実績的にはメンバー中で最上位と言える存在。

さらに…

この2走で手綱を取っていたルメールも、前走後には「折り合いに苦労はするけどリラックスして走れればマイルでも大丈夫」と話していた。レースではもみじSを勝った直後からここでの騎乗依頼のあったラウダシオンに乗るが、先約優先なだけで決して選んだ訳ではないようだ。

そんな馬の鞍上に、レジェンド武豊騎手が跨るのだから期待も高くなるというもの。

ご存知の通り、前人未到の記録を次々と打ち立て、沢山のGIも勝っているレジェンド・ジョッキーなのだが、朝日杯の優勝はいまだ無い。4半世紀前のスキーキャプテンで僅かに敗れた事に始まり、エイシンガイモン、エイシンキャメロン、そして何より4年前のエアスピネル、本当に惜しい競馬だった。

今は新たにホープフルSがGIに加わり、平地GI全制覇にリーチは掛かっていないものの、長年勝てていないGIなだけに、ここは勝ちに拘った騎乗をしてくるだろう。

この秋は菊花賞を制し、4年振りに年間100勝もオーバーも達成、勢いもある。

人気はサリオスに大きく譲っているが、タイセイビジョンが逆転する要因は十分にありそうだ。

toretate

うまスクエアスタッフの購入した馬券画像


年末なのでこの払い戻しの半分を明日のタイセイビジョンに転がすそうです!
(残り半分は有馬記念)

あくまでスタッフが買うだけですので、皆様はご予算の中で余裕を持って、ご自身のご結論で購入して下さい。

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●乗り替わりのあれこれ●

朝日杯FSで上位人気になりそうなレッドベルジュール、タイセイビジョン、ペールエールの乗り替わりについて。

レッドベルジュールはデイリー杯2歳Sではもともとデットーリ騎手で予定していたが、デットーリ騎手がオーストラリアで騎乗停止となったため武豊騎手へ乗り替わり。

武豊騎手で続戦してよさそうな流れだが、そこはオーナーサイドが強く外国人騎手を希望。

短期免許の中で騎乗馬が決まっていなかったスミヨン騎手へ、あっさりと乗り替わりが決定。

タイセイビジョンはルメール騎手から武豊騎手へ。

ルメール騎手と武豊騎手は同じエージェントと契約しているというところがポイント。

レッドベルジュールが乗り替わりになったこと、ルメール騎手が早い時期からラウダシオンでのコンビが決まっていたこと、タイセイビジョンの依頼がルメール騎手にあったことで、それなら「ルメールは乗れないが武豊なら乗れます」というやりとりがあってのこの乗り替わり。

ペールエールはただ単純にデムーロ騎手を降ろしてマーフィー騎手へと乗り替わり。

下手に乗ったからではなく、勝たなかったからという理由での乗り替わりは好調のマーフィー騎手と、不調のデムーロ騎手の今を表すもの。勝負の世界はいつも厳しい。

来年のクラシックへと名乗りを挙げるのはどの馬か。注目したい。

【競馬場から見た推奨馬券】

日曜で勝負できそうなのは、中山4Rか。好調馬揃いの一戦だが、その中でも4番シングンバズーカの決め手が一枚上と見る。
まず、新馬戦の強烈な末脚が印象深い。
今回と同じ中山マイル戦で2着だったが、直線での捌きに手こずりながら、坂下から一頭だけず抜けた切れを見せた。ちなみに、同タイムで勝たれたシャインガーネットは、次走の赤松賞も連勝している。
新馬戦をを見る限りは、坂のあるコースがベスト。今回はその中山に戻る。
2戦目の中山戦は4着に終わったが、メンバーも揃っていたし、外を回るロスも大きかった。0.3秒差ならむしろ好内容と言える。その一戦以外は、全てタイム差のない惜敗である。
得意の中山で今回は決める。

単勝 4
馬連 3-4 4-10 4-13
3連複 3-4-10 3-4-13 4-10-13

自信度 B


中山12Rは、待望の内枠を引けた1番プルクラでいける。デビュー戦を、経験馬相手に快勝した逸材だ。その2着のオセアグレートは、次のレースから3連勝しており、プルクラの価値を高めた。当然、3着以下は大きく離されている。
その後3戦勝ちあぐねているのが腑に落ちないが、メンバーレベルが高かった。
それに毎回外枠でロスも大きかった気がする。その割には差は僅かだ。
今回は3ヶ月ぶりとなるが、デビュー戦勝ち、そして2ヶ月開いていた3戦目も2着と、いきなり走れるタイプで問題ない。
今回はメンバーも多少恵まれた感があり、2勝目を上げるチャンスと見る。

単勝 1
馬連 1-9 1-6 1-11 1-13

自信度 B

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●名手R・ムーア●

朝日杯FSは勝ち馬のみならず、上位進出した馬たちにも活躍馬がずらりと並ぶ、超のつく出世レース。

今年も多くの素質馬が集まった。

大本命が2戦2勝のサリオス

レーン→石橋→ムーア騎手とすべてのレースで鞍上が変わるわけだが、これはある意味では予定どおり。

初戦のレーン騎手は短期免許で来日しており堀厩舎所属であり、次の石橋騎手は外国人騎手がいない時は主戦、外国人騎手がいる時は2番手、と明確な使い分けがあり、サウジアラビアロイヤルCは結果に関わらず次戦はムーア騎手の予定となっていたとのこと。

ただ、結果に関わらずとはいっても、結果は求められるものであり、それに応えた石橋騎手からムーア騎手へとバトンは渡された。

不安があるとすればムーア騎手の心理状態。

来日後はまだ2勝で、しかも、例年よりもいい馬に乗っていないというストレスから、かなりイライラしているという話が聞こえてきており、免許を返上して途中帰国するかも、という噂が流れたぐらい。

勝てば機嫌が良くなるのはどの騎手も同じはずなので、人気に応える手綱捌きを期待したい。

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●波乱含みの阪神メイン!●

師走の競馬の風物詩とも言える2歳GI、先週は2歳女王を決める阪神ジュベナイルFが行われたが、今週は牡馬も含めた2歳チャンピオン決定戦の朝日杯フューチュリティSが行われる。

その前日土曜日の阪神メインは、古馬のオープンによる芝1200mのハンデ戦、タンザナイトS。この時期のオープン特別のハンデ戦なだけに波乱含み、実際過去3年も(3年前は1400mではあるが…)馬連からして約70倍の高配当決着、3連単は3年連続6桁配当となっている。

今年も、恐らく人気を集めるであろうミラアイトーンは、気難しい馬という事で評判の1頭。この2走は1番人気で結果が全く出ていないのもその辺りにあり、今回も怪しい雰囲気はある。

ただ、前走のオパールSのあと、本来は京阪杯を予定していたものの、どうも京都だと気の悪いところをより見せるため、予定をずらして阪神に目標を切り替え、しかもこの中間はホースセラピーも受け、まして鞍上がスミヨンともなれば一変する要素も無きにしも非だが…

そもそも波乱含みのレースでもあり、そんな心配のある人気馬よりも、人気の無いところに注目してみたい。

鞍上・厩舎とも目立つところが無いため人気になりにくいジョイフル。その鞍上は川又騎手。本来であれば、第3場のローカルで騎乗しているジョッキーだが、土曜日は阪神で騎乗、もちろんお目当てはこのジョイフルだ。

近走は続けて手綱を取り、準オープンで2着・1着、オープンに昇級してからも5着・3着と好走している、鞍上との息も合って堅実に走っている。

今回は、前々走のオパールS以来の1200mだが、京都から阪神に替わり差しもより効く舞台、人気は無いが、面白い存在だろう。

【競馬場から見た推奨馬券】

今週は、土日ともに晴れ予報。道悪の心配は全くなさそう。ただ芝コースは、先週の雨で内側が少し掘れた印象。引き続きAコース使用だけに、完全先行有利な馬場状態は脱却したと見たい。
ダートは良馬場でも、比較的時計は速い方。こちらは先行有利と見て良い。

まずは、中山3Rが面白い。狙い馬は16番ルヴァンヴェール
デビュー前から調教は動いていたし、パドックでも馬っぷりの良さが目を引いていた。
ただ、新馬戦は馬っ気を出して集中力を欠いていた。2戦目も首を上げたりして
他馬を気にしている印象。本気では走っていなかった。
それだけに、今回はチークPを着用しての出走。その効果で真面目に走ってくれることに期待。
更には、中山ダート1200mで大外枠。これなら他馬に被されられる心配はない。
とにかく調教は凄く動く馬。本気で走ってくれさえすれば勝てる力はあるはず。
今回はその条件が揃ったと見る。

単勝 16
馬連 10-16 2-16 5-16
3連複 2-10-16 5-10-16 2-5-16

自信度 C


もう一鞍は、逆に中山1600mで絶好の最内枠を引いた、中山9Rの1番サクラトゥジュールを狙い撃つ。
新馬戦は、コーナースタートの東京2000m。一完歩出は悪かったが、二の脚が速く不利な外枠から先行態勢とスピード上位。ちょっと頭を上げて掛かり気味だったので、押さえ込もうとしていたが、折り合いがつかずに3角で先頭に並びかけてしまった。
直線まで抜群の手応えの割に、モタついたのは引っ掛かったからだろう。それでも力強いフットワークで2着馬を捉えて、3着以下を大きく離した。おそらく折り合いさえつけば、もっと圧勝だったと思う。ただ、折り合いを欠きながらの上がり33秒6は優秀。
その点今回は、1600mだし、小回り。折り合いを欠く心配はない。しかも前に壁をつくれる1番枠。ムーア騎乗なら捌きも心配ない。
2ヶ月開いたが、先週、今週と古馬と併せて互角以上の動き。全く心配はない。

単勝 1
馬連 1-7 1-4 1-9
3連複 1の1頭軸 相手3.4.7.9

自信度 A


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