採れたて!トレセン情報

第925回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
斤量的には逆に狙える!?

今年も今週から第3場開催が始まり、東西裏の3開催場開催、正月競馬から通常競馬に戻りつつある。

その小倉の開幕初日には重賞・愛知杯が組まれている。

中山・京都で重賞が無いこともあり、関西からルメール・川田・武豊騎手と、リーディング上位ジョッキー3人が参戦している。

ルメールの小倉参戦となると、2015年の夏競馬の最終週以来、第3場開催の小倉となると更に昔、2008年の2月の小倉大賞典の日以来の12年振りの参戦となる。

そのルメールが手綱を取るのはセンテリュオ、そして川田騎手が手綱を取るのはサラキア、ともに斤量は55キロだが、重賞未勝利の割には背負わされている印象。

というのも、トップハンデを背負うデンコウアンジュが56キロ、この1キロ差は見込まれているとも言えるだろう。

ならばそのデンンコウアンジュのほうが割得感はある。

重賞は2歳時とは言えメジャーエンブレムを差し切ったアルテミスSと、衰えの無いことを見せ付けた昨春の福島牝馬S。

その後、GIでは大敗したものの、昨秋の復帰からまた調子を上げつつある。

鞍上は福島牝馬S以来乗り続けている柴田善騎手。少し乗り難しいところがあるので、この連続騎乗は大きなプラスだろう。

昨年は16勝、初勝利を挙げたのも2月の終盤と出遅れていたが、今年は先週早くも初勝利を挙げ、例年とは違う雰囲気も醸し出している。

牝馬限定のハンデ戦でもあり毎年波乱の決着が多い愛知杯、今年はさらに小回り小倉での開催とあってより波乱要素はある。

その波乱を演出するのが、デンコウアンジュである可能性は十分あるだろう。注目してみたい。

美浦『聞き屋』の囁き
若手の台頭を望む

先週、2勝を挙げてJRA・地方通算勝利が101勝を超えた藤田菜七子騎手

これまでは3キロ減だったが、今週から2キロ減へと変更。

その2キロ減も通常であれば△(白サンカク)となるが、女性騎手は永久2キロ減◇(白ヒシガタ)という新しい表記に変更。

藤田菜騎手は今週から小倉での滞在競馬。

関東のベテラン勢が騎乗馬の確保に苦労している中で、藤田菜騎手は土日ともに9鞍の計18鞍に騎乗。

特別レースも土日で3鞍に騎乗しており、2キロ減があるから、だけではない人気ぶり。

藤田菜騎手の1つ下の後輩になる横山武騎手は昨年54勝を挙げて、すでに減量の特典がないにもかかわらず土日で19鞍に騎乗。昨年の勢いそのままに今年もローカルを中心に活躍が期待されている。

いまだ健在のベテラン勢も多くいるが、昨年あたりから若手の台頭が目立つようになり、世代交代の足音が近づいている気配が漂ってきたところ。

ベテランの奮闘ももちろん大事だが、若手が活躍してこそ、スポーツは盛り上がるもの。

冬の小倉から熱い緑風が吹き始めるかもしれない。

競馬場から見た推奨馬券
堅い馬券で勝負するのは危険!

先週までの競馬を見ていると、暮れから正月明けにかけての調教馬場の全休、半休による変則調教の影響が、少なからず出ているような気がする。不可解な凡走をする馬が、多々見受けられる。
来週からようやく通常の状態に戻るが、この中山開催の間は注意が必要だ。あまり人気の馬を過信しない方が、良さそう。
土曜の中山は、夜半から朝方にかけて雨か雪の予報。芝は傷みが出てきているだけに、内側は多少ノメるかも。
ダートは脚抜きが良くなりそうだが、凍結防止剤の散布があると、逆に粘っこくなる可能性もある。
調教状況、馬場状態を踏まえると、堅い馬券で勝負するのは危険か。

まずは中山7R。前走22キロ増の余裕残りの馬体で好走した15番エヌワイパフュームで、軸は大丈夫と見る。
新馬から6戦芝の競馬を使われて結果が出なかった馬だが、ダートに路線変更してから着順が上がってきた。更には、距離を短くするに従ってパフォーマンスを上げている。
特に初の1200mの前走は、馬群の外を回りながらしっかり伸び、適性の高さを示した。当然、今回は馬体も絞れるはずだから、更に上を目指せる。
モマれ弱い面も多少あるので、再度外枠を引けたことも好材料だ。
相手に面白いのが、大外を引いた16番ライレローズ。こちらも初ダートだけに砂を被らない大外は良いだろう。掛かる気性だけに、距離短縮も問題ないはず。脚力的には1勝級では明らかに上位のものがあるだけに、ダート適性さえあれば、あっさりまである。

馬連 15-16 4-15 14-15
ワイド 15-16

自信度 C


もう一鞍は中山9R。ここは放牧でリフレッシュされた6番エンジェルサークルが狙い目。
前走のサウジアラビアRCは、9頭立ての5着と印象は悪いが、メンバーが揃っていた。朝日杯を勝ったサリオス、ジュベナイル3着のクラバシュドール、次走こうやまき賞を勝ったアブソルティスモ。これらを相手にそれほど差のない5着なら、恥ずかしくはない。しかも、当時は馬体が減ってきていて、淋しく映る気配だった。
何よりも印象深かったのが、2戦目の未勝利勝ち。持ったままで先頭に並びかけると、弾けるように突き抜けた。相当な能力を感じた。今回と同じ休み明けで、朝に軽く降雨があったのも一緒。
牝馬限定の自己条件なら、勝ち負けだ。

単勝 6
馬連 1-6 6-9 6-11

自信度 B

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