採れたて!トレセン情報

第926回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
圧勝の舞台で期待大!

今週日曜は、今年最初のGⅡが行われる。伝統の一戦である日経新春杯。ただGⅡとは言え、有馬記念から日数が経っていないことに加え、厳寒時期の開催、ましてハンデ戦、またテンポイントの事故の名残もあるのかバリバリのオープン馬の参戦は少なく、近年のメンバーレベルは非常に低い。

今年はさらに輪を掛けてメンバーが揃わず重賞勝ち馬は2頭のみ。そしてそんな低レベルメンバーになりやすいことで格下の条件馬も参戦しやすく、今年も4頭も参戦してきている。

重賞勝ちの実績馬と言っても、昨年の春の3歳限定戦京都新聞杯(レッドジェニアル)と、第3場開催のハンデGⅢ中日新聞杯(サトノガーネット)だけ、そんな層の薄いメンバーなら注目してみたいのは格下の条件馬の方だろう。

中でも…

丁度1年前にデビューしたばかりだが、その3歳時から素質は期待されていたモズベッロには注目してみたい。

そのデビュー戦の新馬戦は、直線で行き場がなくゴール前100mほどはほとんど追えずに4着に敗れたものの、2戦目でキッチリ勝ち上がった。

気の難しいところがあり、セントライト記念の様に大敗することもあるが、2走前は今回と同じ舞台の京都外回り芝2400mで、1000万条件とは言え横綱競馬で圧勝、前走でも前有利の馬場の中、馬込みから厳しい競馬を強いられながらも坂を上がって1頭だけ追い込んで来た。

まだ準オープンの身だが、その脚力はオープン級。GⅡとは言え前述通りの低レベルメンバー、さらにハンデ戦で斤量は52キロと恵まれ、鞍上にも一発騎乗が出来る池添騎手にスイッチ、しかも圧勝した2走前と同じ舞台ともなれば、否が応にも期待は高まると言うもの。

人気はしているものの注目してみたい1頭だ。

美浦『聞き屋』の囁き
人気薄で記者に逆取材!?

皐月賞と同じ舞台で行われる京成杯

人気の中心になりそうなスカイグルーヴは桜花賞路線ではなく、オークス路線を意識したローテーション。

ルメール騎手もこの馬のために中山へ。

ここできっちりと賞金を加算してオークスまでに、もう1戦してから、いざ本番となるか、もしくは、状態次第ではオークスへ直行、という青写真とのこと。

予定とはいえ、具体的なプランを組めるぐらいの自信がスカイグルーヴに対してあるということだし、弱気なコメントが多い木村調教師も自信をにじませていることからも、期待の高さがうかがい知れる。

マーフィー騎手は当初、別の馬を予定していたが、その馬が出走を回避。

騎乗馬がなくなったが、すぐに藤沢厩舎とのコンビが決定。

未勝利勝ちまでに3戦を要したゼノヴァースだが、前走の勝ち時計はホープフルSを上回る好時計。

リーディング争いを独走する人気騎手だけに騎乗依頼は後を絶たないようだ。

マーフィー騎手が日本で騎乗するのも今週を入れてあと3週間。

残り3週間でどれだけ勝ち星を量産するのか。若い天才の勢いは止まらない。

戦前の人気がないことに首をかしげていたのがビターエンダーを管理する相沢調教師。

札幌2歳Sを勝ったブラックホールに劣らない素質馬とデビュー前から評価しており、2戦目で勝ち上がった未勝利戦は2歳レコードで快勝。

その後はすぐにこの京成杯を目標に調整して万全の態勢。

それなのに、人気がないのはなぜなんだ、と記者に逆取材をしていたほど。

1勝馬が大半なだけに、どの陣営も色気ありのようだ。

競馬場から見た推奨馬券
堅い馬券で勝負するのは危険!

中山は土曜、昼過ぎまでしとしとと降り続け、見た目は普通に重馬場。土、日ともに温度が低いとのことで、大幅な回復はなさそう。特に芝の内側部分は傷みがちなので、注意が必要だ。ダートは脚抜きが良さそう。時計も比較的速め。

日曜の枠順確定前にも、中山で取り消しが2頭もおり、正月明けの調整の難しさを示している。パドック、返し馬を入念にチェックすることをお勧めしたい。
状況的に、あまり大きく勝負なさることは、どうかと思うが…。

とりあえず中山7R。ここは13番マックスアンの巻き返しに期待する。
前走はデストロイに先着を許したが、出遅れて早めに進出するという、強引とも思える競馬で伸びを欠いた。中間一頓挫あった影響もあったのだろう。厩舎サイドのコメントによると、レース前にメンコを外したことが裏目に出たとのこと。それで暴走に近い走りとなったようだ。
その点、今回は中間も順調のようだし、メンコを外すこともあるまい。鞍上も2回目だけに癖もつかんだはず。
対する6番デストロイは、長い間休みなく使い続けられており、下降はあっても、上積みはありえない。大型だけに、この時期の調整も気になる。
今回は、マックスアンの方が先着すると見るのが妥当。

馬単 13-6
馬連 3-13 9-13

自信度 B


もう一頭は、中山12Rの5番ヴェルスパー。あまり悪い馬場だと力を出し切れないが、12Rならそれなりに回復して、むしろこの馬向きの外も伸びる馬場になりそう。
前走は、馬群の外を早めに進出して勝ちに行く競馬。それでタイム差なしの3着は優秀。2着のハイアーアプシスは馬群の中で折り合い、それほど距離ロスはなかった。
多少進路を探すシーンはあったが、捌いて並んでからの脚色は一緒で、むしろヴェルスパーが差し返しそうにも見えた。
それだけにコース取り一つで、逆点は十分にある。今回はヴェルスパーの方が内を引いただけに、脚質的にも先着する可能性は大だ。
中山1200mは最も実績のあるコース。開催が替る前に陣営も決めたいはず。

馬連 1-5 3-5 5-7 5-10

自信度 C

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