採れたて!トレセン情報

第927回

採れたて!トレセン情報

美浦『聞き屋』の囁き
騎手選択は複雑な事情あり

メンバー唯一のGⅠ馬ブラストワンピースの参戦によってレースの格が一気に上がった今年のアメリカジョッキークラブカップ

他に重賞勝ち馬は8頭もいるが、やはり小粒感は否めなかったのでGⅠ馬の存在感は大きい。

そのブラストワンピースは有馬記念参戦の話も出たが、体調が整わないということでここまで待機…というのは建前かも知れないと囁かれている。本当のところ陣営は有馬記念参戦を希望していたのでは…ともっぱらの噂だ。。

ただ、有馬記念は上位をノーザンファーム生産馬が独占。しかも、出走馬の半数以上がノーザンファーム生産だったため、どれかを控えさせて他のレースへと振り分けようとなるのは致し方ないことだろう。待機させられたのがブラストワンピースというわけだ。

というのも、ブラストワンピースは昨年の有馬記念を制しており、2年連続の有馬記念制覇のタイトルよりも、ほかのタイトルを獲らせよう、と考えるのが自然。

AJCCの後、ドバイではない海外遠征が視野に入っているらしいので、ステップレースとはいえ、上位争いしないことには、遠征そのものが白紙になるかもしれない。GⅠ馬の地力が問われそうだ。

菊花賞で主戦の勝浦騎手からルメール騎手へと乗り替わったニシノデイジーは、田辺騎手へと乗り替わり。

ルメール騎手へ続投を依頼したが断られたため、田辺騎手へとなったわけだが、その依頼内容がAJCCと大阪杯をセットで騎乗してほしいという打診だった。

ルメール騎手サイドとすれば大阪杯には多数のお手馬がいるので、今すぐに決めるのではなく選びたい、と当然なるわけで、ニシノデイジーの依頼を断ることとなった。

ミッキースワローは菊沢騎手で近2戦が勝ち切れていないので、元主戦の横山典騎手へと乗り替わり。

菊沢騎手の父である菊沢調教師からすれば息子にさらなるタイトルを獲らせたかったが、オーナーの意向と厩舎経営を考えると、苦渋の決断ではあるが、義兄へ戻すのならとなったようだ。

海外遠征や春の大阪杯などを見据えた戦いはすでに始まっている。

関西事情通のちょっとイイ?話
春の大一番へ向けて!

2020年も早くも1月終盤。正月競馬は変則日程なだけに、関係者にとってはとにかく時の過ぎるのが早く感じるもの。

今週は早くもGIフェブラリーSの前哨戦となる東海Sが、日曜日京都で行われる。

その京都、土曜日に重賞は無いものの、メインの岩清水Sは、ちょっと注目してみたいレースになる。

準オープンのハンデ戦とあって混戦ムードではあるのだが、2走前の時も取り上げたアクアミラビリスは、その話の流れから今回も注目だろう。

その2走前、オークスで初めて手綱を取った藤岡佑介騎手が、「2000mくらいまでなら重賞を勝てるかも…」という感触も掴んだということで、この馬のために、乗り馬の確保が難しいGIデーの東京へわざわざ遠征した話をお伝えした。結果は僅差3着だったが、その話に違わぬ走りは見せた。

前走も、後方から内を突く厳しい競馬を強いられながらも、直線鋭く伸びて2着、惜しくも勝てずにはいるがその能力と脚力は疑いようが無い。

春の最大目標はもちろん5月のヴィクトリアマイル。その為にはもう取りこぼせない時期と言えるだろう。そういう意味もあってのルメール起用と言える。

陣営の青写真としては、ここを勝って京都牝馬S、そして阪神牝馬Sをステップにヴィクトリアマイルへ。

そもそもエリザベス女王杯を勝ち、引退レースの有馬記念でもキタサンブラックの2着だったクイーンズリングの半妹という事で、デビュー前から注目を集めていた1頭。

春の大舞台へ向けて、鞍上に国内NO1ジョッキーのルメールを配し、その青写真通りの走りを魅せてくれるのか、楽しみでならない。

競馬場から見た推奨馬券
大物感十分で2走前の再現を期待!

天気予報は毎日のように雨マークが付いていたが、中山近辺は金、土曜は降らなそうな感じ。
芝は今週も引き続きCコースだけに、捲り、追い込みが利きやすい馬場と見る。
ダートは木曜の雨が多少残り、幾らか速い時計が出る馬場になりそう。

ダートで面白そうなのは、中山9R。重目残りを叩かれた5番コバルトウィングが中心。
まずは他馬を全く問題にしない、馬なりで一捲りで勝った前々走が凄かった。時計もいくらでも詰まりそうな手応えだったし、まだ遊び遊びという感じでの楽勝。かなり奥の深さを感じた。
当時が叩き2戦目で、今回と同じ状況。馬体も16キロ絞れていた。前走が+18キロだっただけに、今回も絞れて出てくることは間違いないだろう。
前走はそんな状況でも、外々を回りながらゴール前の脚は際立っていた。
叩いて体が絞れれば、行きっぷりも良くなるはず。
2走前の再現を期待したい。

単勝 5
馬連 5-8 5-11 5-6
3連複 5-8-11 5-6-8 5-6-11

自信度 B


差しの利く芝コースで狙いたいのが、中山10Rの1番アンブロークン
1年ぶりを2度使われて、ようやく復調気配をパドックで感じたが、競馬が酷かった。抜群の手応えで直線に向いたものの、全く進路が見つからず、その手応えのまま一回も追えずにゴール。進路さえあれば突き抜けそうな感じだっただけに、もったいなかった。
デビュー前から評価の高かった馬で、長期の休養さえなければ、オープンで好勝負を演じているはずの素質馬である。
今回は立て直されての一戦だが、新馬で強い競馬をした馬だけに、鉄砲が利かないはずはない。
長期休養明けの3走前よりも、調教量、質ともにしっかり追っており、脚部不安明けの当時とは仕上げも違う。
器用さに欠けることが、前走のような状況を生んだと思えるだけに、現在の馬群がバラける馬場も競馬がしやすいはず。
マーフィーを早目に確保した点からも、陣営の期待のほどが知れる。

単勝 1
馬連 1-5 1-2
3連複 1-2-5 1-2-10 1-2-3

自信度 C

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