第932回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
今年も将来のGI馬を輩出するか!
早くも次週にはフェブラリーSが控え、今年もGIが開幕する。と同時に、3歳クラシック路線の重要なレースが毎週行われる様になってきた。
先週はきさらぎ賞と牝馬限定のエルフィンS、そして今週は日曜東京で共同通信杯、そして土曜東京では、牝馬限定のクイーンCが行われる。
その土曜
クイーンC、昨年の勝ち馬クロノジェネシスは、3歳牝馬3冠で常に主役級の存在であり、実際に秋華賞を制した。過去にもメジャーエンブレムやヴィルシーナ、ホエールキャプチャ、2着馬からもアエロリットやミッキークイーンなど、後のGI馬を数多く輩出しているだけに注目の一戦。
今年も将来のGI馬を輩出するだろうか…
1番人気は恐らく
ホウオウピースフル。ブラストワンピースの半妹で2戦2勝、しかも前走は牡馬相手の東京芝2000mでの勝利なだけに内容は濃い。
この馬も将来のGI馬になり得る存在だろう。
ただこのコーナーで取り上げたいのは、そのホウオウピースフルに新馬戦で敗れている
ミヤマザクラの方だ。
その新馬戦で4着に敗れてしまったものの、1番人気に推されていたのはミヤマザクラの方で、それだけ前評判が高かったことは確か。レースでは4コーナーで少し詰まり気味になり、そこで離された分負けたようなもので、陣営として力負けしたレースとは全く思っていない。
2戦目ですんなり勝ち上がると秋まで待機、前走の京都2歳Sは牡馬相手の重賞、しかも勝ち馬は日曜の共同通信杯で圧倒的1番人気に推されるであろう、牡馬クラシックで勝ち負けを期待されているマイラプソディ。そのマイラプソディを相手に正攻法の競馬で勝負を挑んでの2着なだけに価値は高い。
今回はマイル戦になるが、東京のマイル戦はスピードだけでは押し切れる舞台では無く、むしろ中距離を使って来ていることはアドバンテージになると言ってもいい。
近年の桜花賞は、2歳重賞が増えたこともあり現状の収得賞金1000万円では出走確実とは言えず、陣営としてもここはキッチリ結果を出したいところ。
人気はホウオウピースフルに譲ると思うが、より注目したいのはこのミヤマザクラの方だ。みなさんも是非、ご注目頂きたい。
美浦『聞き屋』の囁き
新パートナー募集中
今週の東京は土日でクラシックに直結する重賞が組まれている。
土曜日はクイーンカップ、日曜日が共同通信杯。
共同通信杯はマイラプソディが圧倒的支持を集める状況なので、
クイーンカップを取り上げたい。
注目はブラストワンピースの妹になる
ホウオウピースフルだろう。
1800m→2000mを使って今回が初の1600m。
この使い方には意味があって、2000mでオークスの試走、今回の1600mで桜花賞の試走をイメージしてのものというのだ。つまり、次走は桜花賞という青写真で、2勝だけでは桜花賞の賞金ボーダーラインをクリアするのは難しいので、ここは悪くても2着以内、もしくは負けるとは思っていないのかもしれない。
阪神JFをパスして桜花賞路線に切り替えた
マジックキャッスルは戸崎騎手が負傷のためフォーリー騎手へ乗り替わり。2戦連続で2着ではあるが、勝った相手が阪神JFでの1着2着馬だったことを考えれば上々の競馬と言えるだろう。
どちらの馬も桜花賞では鞍上が決まっていない状況。
というのも、田辺騎手は阪神JF2着のマルターズディオサがチューリップ賞から桜花賞、フォーリー騎手は短期免許期間外で戸崎騎手の復帰もまだ未定のまま。
新しい鞍上を迎えるにあたって高いパフォーマンスで結果を出すことができれば、よりよいパートナーが見つかることは間違いないはず。
競馬場から見た推奨馬券
東京コースの方が間違いなく良い!
土曜の東京はお天気の心配はなさそうだが、金曜の夕方あたりは幾らか降る予報。
芝のコンディションは相変わらず良いので、芝コースは極端な影響なさそう。
ダートはそれなりに脚抜きが良くなり、先行有利となりそう。
先行有利なダートで狙いたいのが、
東京8Rの3番
グレイスアン。
メンバーを見渡したところ、明らかに先行というのはフィリーズランくらい。他では地方からの転入馬が数頭いるが、スピード的にどうか。
それならば、初ダートの前々走で果敢に先行して粘ったグレイアンが、展開的に有利と見る。他の有力どころのアンジェリーブルやホウオウモントレーが追い込み一辺倒だけに、馬場状態を考慮すればだいぶ有利に思える。
その好走した前々走が2ヶ月半ぶり。新馬戦も勝っており、使い込むよりフレッシュな状態の方が走るタイプと見れる。
今回も放牧明け。初ダートで好走した東京ダート1400m。脚抜きの良い馬場と条件が揃った印象。
混戦の組み合わせだが、この馬から入りたい。
単勝 3
馬連 3-11 3-13 3-16 3-4
3連複 3の1頭軸 相手4.11.13.16
自信度 C
もう一鞍も、やはりダートの
東京12R。
ここは追い込み一手だが、14番
ミスパイロの決め手に賭けたい。
注目したのは昨年の梅雨時だが、同じ東京ダート1400mの小金井特別。馬場も重馬場。2番手の馬が勝ち、3番手の馬が3着と前残りの決着だったが、4コーナー後方3番手から、ぶっちぎりの最速の上がりでハナ差の2着に。しかも進路を探しながらで、決してスムーズではなく、脚を余した印象が強かった。
脚質的に後一歩届かないシーンも多いが、このクラスで決め手上位は明らか。
その決め手を活かすには、東京コースの方が間違いなく良いはず。
中間の調教で着け始めた耳覆いのメンコが、思ったより効果があるという情報もあり、その一押しにも期待したい。
脚質的に頭勝負は厳しく、3連複が中心。
3連複 14の1頭軸 相手1.6.9.11
馬連 1-14 11-14 9-14
自信度 B