採れたて!トレセン情報

第932回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
単勝回収率400%!芝の中距離に自信!!

クラシック戦線の重要なステップレースが土日の東京で行われている今週。一方、京都では今年で113回目を迎える歴史ある一戦、京都記念が行われる。

昨今は、GI級のバリバリのオープン馬が消耗を避けるために数を使わない傾向にあるため、歴史あるGⅡとは言え近年は少頭数で争われる事が多く、今年も9頭(1頭取消)と少頭数で争われる事になった。

前売りで人気を集めているのは、秋華賞馬クロノジェネシスと秋華賞・ジャパンカップ2着のカレンブーケドール、この明け4歳牝馬の2頭が上位人気に推されている。

もちろん能力的にはアッサリがあっていい2頭。ただともに、激戦を繰り返した昨年のGI戦線からの休養明け、まして目標は先にあるだけに付け入る隙は十分にありそうだ。

注目しているのは…

一昨年の春には目黒記念で2着し、その後GI宝塚記念で3着、サトノダイヤモンドやキセキ・ヴィブロスなどGI馬に先着したノーブルマーズだ。ただそれ以来、昨夏の小倉記念で3着はあるものの、それ以外はこれといった見せ場も無く敗退を繰り返してきた。

ただ外国人騎手(ミナリク)が手綱を取った前走の中山金杯で、いい頃のしぶとさを見せコンマ2秒差の4着と好走、復調の兆しが見えつつあった。

今回、本来なら主戦の高倉騎手に戻るところなのだが、「年齢的に重賞で勝ち負けできるチャンスは数少ない、今回が最後かも…」という事で、再び外国人騎手にオファーという事になった。

騎乗するシュタルケ、先日まで来日していたマーフィーや、昨年末に来日していたデットーリ・スミヨンらに比べると目立つ成績を挙げてはいないものの、欧州ジョッキーなだけあって芝の中距離以上のレースでは巧みな技術で好成績を挙げている。

先週終了時点で2017年以降、芝2200mを超える芝のレースでは25鞍騎乗し、8勝(勝率32.0%)2着2回(連対率40%)3着3回(複勝率52.0%)という高アベレージ。

しかもその中で1番人気馬に騎乗したのは1回(1着)だけ。8勝の人気の内訳は1・2・3・3・3・5・5・8番人気、単勝回収率にして400%と、買う側にとっても高アベレージとなっている。

これは決してたまたまでは無い。本人も芝の中距離レースには自信を持っているところがある。

どんな馬でも、勝ち負けできる好位置を取って、そこでリズムを崩さず折り合わせて乗って来ている事が多いが、そういう技術に長けているという事だろう。

今回手綱を取るノーブルマーズは前売りで6番人気、人気も手頃、そして脚質も手が合いそうだ。

そして実は、シュタルケは本来サトノゴールドで共同通信杯に騎乗する予定だったのだが、サトノゴールドが1週前倒しで使った事で急遽京都での騎乗になり、それで巡って来た騎乗チャンスでもある。

こういう混戦ムードの時には、得てしてちょっとした出来事が勝負の決め手となることが多い。

今回のノーブルマーズとシュタルケには、その雰囲気を感じてならない。注目したい1頭だ。

美浦『聞き屋』の囁き
惜敗にピリオドを打てるか

昨年のジャパンカップで2着だったカレンブーケドール京都記念から始動。

3月28日にドバイで行われるドバイシーマクラシックへ向けた前哨戦となる大事な一戦。

GⅠ2着が3度もあるが、まだ重賞未勝利の立場なので、ここは重賞制覇の勲章がほしいところ。

ライバルと言えるのが、秋華賞馬クロノジェネシス

過去3戦して2度クロノジェネシスが先着。

4度目の対戦となる今回はクロノジェネシスが54キロ、カレンブーケドールが53キロと斤量面ではカレンブーケドールが有利。

主戦同士を比べてみると、北村友騎手は昨年GⅠを3勝、津村騎手はGⅠ2着が3度でまだGⅠは未勝利。北村友騎手がリード。

どちらの馬も休み明けでカレンブーケドールはドバイ、クロノジェネシスは大阪杯へのステップレースとなっており、余裕残しの仕上がりであるのはどちらも同じ。

ただ、大きな違いは北村友騎手は京都記念から大阪杯まで手綱を取る予定だが、津村騎手は京都記念だけで、ドバイではマーフィー騎手へと乗り替わることが決まっているのだ。

これは騎手の精神面を考えるとかなり大きな違いがあるはず。

もちろん、どちらも勝つつもりで乗るはずだが、次があるのとないのでは差はある。

クロノジェネシスでGⅠ制覇と結果を出している北村友騎手とすれば、ベストはもちろん勝つことだが、負けたとしても次につながる負けであれば及第点だろう。

一方、4戦連続で惜敗している津村騎手は次のドバイでは乗り替わりが決まっているが、ここで勝つことができればドバイのあと、また日本で走る場合に騎乗できる可能性が大きくなり、負ければその可能性は低くなる。

プロの世界は勝っても次の保証はないが、それでも勝っていればその可能性は高くなる。

4連敗を止める5度目の正直となるのか。注目したい。

競馬場から見た推奨馬券
買わなくてはならない馬はコレ!

残念ながら日曜の東京は、朝からずっと小雨が降り続ける予報。雨量はそれほどではなさそうだが、芝コースは上滑り馬場となりそう。ダートは時計の速い、先行有利な馬場となる。

あいにくの天気でも、日曜は買わなくてはならない馬が、午前中に2頭いる。

まずは東京1R。先行有利な馬場も後押しする9番ブルーミストを買う。
前走の新馬戦はまだ緩い造りで、気配も一息。それでも、外枠から果敢にハナを切るスピードを見せ、0.1秒差。
レース後のコメントを見ると、権利取りのつもりで投票したので、攻め馬が不足気味だったとのこと。それで、あの余裕残りの造りも納得。
それだけに、その後順調にきた今回は上積みが大きいはず。距離短縮も、スピード的に良い方に出る可能性がある。

単勝9
馬連 3-9 9-11 7-9

自信度B
17時30分追記:ブルーミストは出走取消となりました


もう一頭は、東京3Rの1番リアンフィーユ。毎回かなり出遅れる馬だが、前走は出遅れの範疇を超えて、競走中止かと思うほどの悪さ。馬群から楽に2秒は離されていたと思う。エンジンの掛かりも悪く、3角でもまだ離れた殿り。馬群にとりついたあたりから、大外を回ってみるみるスピードが乗り、直線はまさに他馬が止まったように見える勢い。最後は0.1秒差まで追い詰めたのだから驚愕。
エンジンの掛かりの遅さ、大外を回らざる負えないことを踏まえると、東京ダート1600mに替わるのは大歓迎のはず。
気性的に問題がありそうなので、前走の豪脚がまた使えるかどうかという不安はあるが、使ってくれれば勝てると見た。

単勝1
馬連1-14 1-8 1-4 1-9
3連複1-8-14 1-4-14 1-9-14

自信度C


あとは、渋り気味の芝でちょっと買いたい馬が一頭。東京9Rの6番ローズテソーロだ。以前は気難しさが目立ち、馬群に入れることができなかった馬が、前走は正攻法の競馬での勝利。精神的な成長がかなり窺えた。
その前の秋華賞でも目立つ伸びを見せており、自己条件ならというところを見せていた。着実に力をつけている。
今回は、得意の左回りで直線の長いコース。雨で内が緩んでくれば、先行勢がキツくなるだけに、同馬の差し脚が活きそう。
血統的にも渋った馬場は得意のはず。本格化が窺える今回は、昇級でも好勝負になる。

単勝6
馬連 6-9 6-7
3連複6-7-9 6-9-13 6-9-14

自信度C

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