採れたて!トレセン情報

第934回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
松若騎手がわざわざ京都で乗る理由とは!?

いよいよ今年の中央競馬もGIが始まる。その開幕週となる今週は、東京・京都・小倉で重賞4鞍の豪華な週末となる。

土曜日は東京でダイヤモンドS、そして京都で京都牝馬Sが行われる。

フルゲートには満たなかったものの17頭と多頭数で争われる牝馬限定重賞の京都牝馬S、多頭数の牝馬限定戦というだけでも難しいレースになるのだが、さらに今の京都の馬場を考えると、より難しいレースと言える。

そんな中ではあるものの、鞍上の行動を考えれば注目したい馬がいる。

松若騎手が手綱を取るリバティハイツだ。

通常は、冬は小倉を主戦場としている松若騎手、昨年も全48勝中、小倉競馬場が最も勝ち鞍が多く15勝を挙げている。

そんな松若騎手が、今週は土曜日は京都で騎乗し日曜日は小倉に戻る。そのお目当ては…

一見リバティハイツは初騎乗のため、新馬か3歳にお目当てがいるのか…と思ってしまうところだが、初騎乗でもこのリバティハイツのために京都へ逆遠征してくる。

前走のターコイズSでは、いい手応えで後方を追走していながら、直線はやや伸びを欠き7着止まり。ただ、距離適性的にマイルはやや長いことと、最後の急坂が堪えたこともあり、仕方ないところもあった。

そもそも、フィリーズレビューを勝利している様に、1400mがベスト。今回と同じ京都外回り芝1400mの舞台だった昨春の安土城Sでは、後にスワンSでモズアスコットを破ったダイアトニックにクビ差まで迫る2着と高いパフォーマンスを見せている。

絶好の舞台設定に加え牝馬限定のここなら、重賞とは言え勝ち負けの計算は立つだろう。

そう、それもあるからこそ、初騎乗ながら松若騎手は京都への逆遠征を決めた。

昨年は48勝、一昨年は53勝、2014年にデビューしてから毎年50勝前後は勝っているのだが、今期はまだ4勝と流れに乗れていない印象。

そういう意味でも、ここでいい結果を得て今後の流れを変えたいところだろう。

丁度先週は、北村友一騎手が土曜日のメインで漸く今期初勝利を挙げ、その勢いで翌日の京都記念もアッサリと制した。

勝負事なだけに、その流れを変えるキッカケというものは存在する。

松若騎手は、若手のホープと言える存在なだけに、是非頑張って欲しいところだ。



美浦『聞き屋』の囁き
兄弟子と弟弟子

メンバー的には小粒感がすごいダイヤモンドS。ハンデ戦でもあるので難解そのもの。

ここで注目したいのは兄弟子の丸山騎手と弟弟子の野中騎手

丸山騎手は減量が比較的楽な夏場は52キロの斤量でも騎乗しているが、冬場は53キロでも騎乗依頼を断っているぐらい減量に苦労。

今回のダイヤモンドSで騎乗するロサグラウカのハンデは52キロ。

自身で結果を出している馬、ノーザンファーム&サンデーレーシング、という大手牧場ということもあり、過酷な減量に挑んでの52キロ騎乗となったようだ。

一方、弟弟子の野中騎手はオセアグレイトが勝った4勝すべてに騎乗しており、まさにお手馬。

2走前のセントライト記念では大敗したが、あの時は状態・展開すべてが噛み合っていなかった、とのこと。

再度の重賞挑戦となる今回の状態面は良好、条件もいい、と万全の態勢で挑めるようだ。

野中騎手が勝てば初重賞制覇で、丸山騎手が勝てば今年の初重賞勝ちとなる。

手薄なメンバーを考えれば兄弟子と弟弟子の叩き合いが直線で見られるかもしれない。

競馬場から見た推奨馬券
馬券に絡む確率は高い!

東京の土曜は、朝方に微妙に降るかも程度の予報。それでも芝コースは、先週の時点で内を避ける先行馬が多く見受けられ、差しが利きやすい馬場となっており、今週もその傾向は引き継がれそう。
ダートは、多少脚抜きが良くなる程度か。

差しが利く馬場で狙いたいのは、東京5Rの5番ロジアイリッシュ。初日の同距離の一戦にて、今回も同レースのスピードオブラブに先着を許したが、開幕日の内が伸びる馬場で、枠なりに外を終始回ったものだけに仕方ない。スピードオブラブの方が上手く内ラチ沿いを進出できただけに、その差は大きかった。更に先行馬ペースでは苦しかった。今回は幸いにも内の方の枠を引いた。先に行く脚もあるだけに有利に働くはず。
デビュー前から評判は高く、新馬戦も好メンバーでの2着。その後に伸び悩んだのは気性的なものとしか思えない。前走はだいぶ真面目に走っており、ようやくレース慣れしてきたものと見る。馬っぷりの良さからも素質は高いはず。

単勝 5
馬連 5-10 2-5 5-14 5-16

自信度 C


もう一鞍はダート戦。東京9Rは10番セイバリアントでいける。何よりも前走の2着の内容が優秀。直線半ばまで外から蓋をされ続け、強引に外に持ち出したのが、残り300mくらい。そこからエンジンをかけ直しつつ、勝ち馬を0.6秒凌ぐ最速の上がりで2着。スムーズに捌けていればという鋭脚だった。
その前走が、短期放牧明けだっただけに、中1週の今回は上積みも見込めるはず。
東京ダート1600mは5戦4連対。もう一鞍も差のない4着だ。とにかく同コースなら、確実に伸びる。
脚質的に勝ち切れないことはあっても、馬券に絡む確率は高い。

馬連 10-16 10-11 2-10
3連複 10の1頭軸 相手 2.11.16

自信度 B

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