採れたて!トレセン情報

第937回

採れたて!トレセン情報

関西事情通のちょっとイイ?話
この馬のために中京から阪神へ!

今週から開催が替わり、関西は京都から阪神、関東は東京から中山へ、そして第3場のローカル開催も小倉から中京へと移り変わる。

新型コロナウイルスの影響で無観客開催とはなってしまったものの、春のGI戦線を見据えた見応えあるレースが続く。

日曜阪神メインの阪急杯も、GI馬はステルヴィオ1頭のみだが、高松宮記念を見据えた個性ある馬が多く揃い見応えあるレースに間違い無い。

そんな中で注目してみたいのは…今回はファルコンS以来の久しぶりの1400mへの出走となるハッピーアワーだ。

そのファルコンSでは、後に中京記念を勝つ前出のグルーヴィットを完封。その後、NHKマイルCに参戦したが、7着とは言え、マイル戦では折り合いを欠く可能性があり前半は折り合いに専念する後方待機から終始外目を追走、直線も大外からというロスある競馬ながら、上がり3Fは2着馬に次ぐ脚を繰り出し勝ち馬からコンマ4秒差、GIという舞台を考えれば力は魅せた一戦だった。

その後は夏を挟みキーンランドCから復帰、そこからGIスプリンターズSへ挑戦したが、ともに着順の数字ほど負けてはいないものの僅かに及ばず、もうひと息のレースが続いた。

今年も2戦、1200mを使われてきたが、やはり着順ほど負けてはいないもののあと一歩足りない競馬が続いた。

初勝利を挙げた時の馬体重が442キロ、牡馬にしては小さい体だったのだが、今は450キロを超えるまで成長し調教でも動くようになり、間違いなくパワーアップはしている。

ただ、まだトモに緩さがあり、スタートダッシュでややモタつくところがある。それがゆえに、1200mでは脚が溜まらないようだ。

今回は久しぶりの1400m、当然1200mよりも道中のペースが少し緩くなるため、脚もキッチリ溜まるだろう。そもそも重賞を勝っているベストな距離、今度は真価を発揮してくれるはず。

鞍上は引き続き吉田隼人騎手が手綱を取る。

吉田隼人騎手の主戦場は、前開催も小倉で騎乗している様に第3場のローカル、今週からは中京が主戦場、土曜日もその中京で騎乗するが、日曜日は阪神にピンポイント遠征。それはもちろん、このハッピーアワーに乗るためだ。

これだけ良い要素が多いハッピーアワー、注目したくなるのは必然だろう。

美浦『聞き屋』の囁き
レベルが高いからこその少頭数

9頭中5頭がGⅠ馬、今年もハイレベルなメンバーが揃った中山記念

このレースで引退となるのがソウルスターリング

2017年のオークス以降、勝ち星から遠ざかっているおり厳しいレースが続いているが、引退レースとなるここは時間をかけて乗り込んで万全の仕上がり。北村宏騎手も状態の良さには太鼓判を押している。

主戦の松岡騎手の落馬負傷によりミナリク騎手へと乗り替わりとなったウインブライト

癖や状態を掴むために3週間続けて追い切りに騎乗したミナリク騎手。

日本で重賞を勝つことが目標として来日しており、先々週の共同通信杯2着がこれまでの最高着順。

来週以降も重賞での騎乗依頼はあるようだが、もっとも大きなチャンスがこの中山記念とのこと。

関係者の目も肥えてきたことで、短期免許の外国人騎手だから、だけで騎乗依頼が集まる時代ではなくなっており、年明けからここまでミナリク騎手は5勝のみ。苦戦と言わざる得ない状況だろう。

この中山記念できっちりと結果を出すことができれば周りの評価が変わるかも、しれない。

ドバイ遠征、大阪杯の前哨戦としては豪華すぎるメンバーが揃っており、熱い戦いを見ることができそうだ。

競馬場から見た推奨馬券
強引にでもハナを切れば一変

中山は開幕週だけに、芝の競馬は当然時計は速いが、ダートもイメージより1秒は速い。見た目は乾いて真っ白だが、砂圧を調整したのかもしれない。
その分、ダートも先行馬の活躍が目立つ。
それに気づいた騎手の心理次第で、ペースが必要以上に上がる可能性もあるが、基本的には芝、ダート共に前残りと見たい。

中山2Rは、買いたい馬が2頭いる。
まずは12番トウカイマナ。新馬戦で1番人気に支持されたように、とにかく調教は動く。見た目も、均整のとれたいかにもスピードのありそうな好馬体。調教だけ走ればいつ勝ってもおかしくないのだが、3戦連続の2桁着順…。これは気性的な問題としか考えられない。今回はブリンカーを着用して、距離を一気に短縮。小細工なしに行くだけ行かせようという腹づもりだろう。スピードはありそうなので、強引にでもハナを切れば一変する可能性はある。
その可能性は五分五分だが、完全に人気を落とした今回は、馬券的な妙味が大きい。
もう一頭は7番ヤマタケヴォイス。前走の新馬戦は評判馬揃いの一戦。特に勝ったレッチェバロックはかなり強かった。それだけに3.2秒も離されたが、デビュー戦の走破時計としては悪くない。その強い勝ち馬を負かしに行っての5着は、内容的にも悪くない。2着馬も関西から確勝を期しての東上だったようで、負けて強しだったが、3着馬からは差はない。
馬体も、使えば良くなりそうな印象だっただけに、上積みが期待できる。
好調馬の少ない今回の組み合わせなら、十分に勝ち負けできる馬だと思う。

単勝 12
馬連 7-12 4-7 5-7
3連単 4.5.7.12のBOX

自信度 B


もう一鞍は中山10R。ここは人気を集めそうなロンドンテソーロ、テルモードーサ
が共に逃げたい口。更にはマラードザレコードも内枠だけに引くに引けない。他にも行ければ行きたいという馬が2、3頭いて、先行激化は避けられそうもない。
そこで白羽の矢を立てたのが、絶好の大外枠を引いた16番クインズラミントン
終いは確実に伸びる馬で、前走も脚を余した感はあるが、ゴール前の伸びは目立っていた。ダートの短距離を使うようになってから覚醒された感があり、6歳馬だが、今が旬といった印象。
今回は、同馬の末脚を活かすには絶好の展開が見込める。
短距離のデムーロは危ないイメージがあるが、大外枠から追走すりだけなら問題ないだろう。むしろ、追えるだけに心強い味方だ。

馬連 14-16 1-16 5-16 2-16
3連複 16の1頭軸 相手1.2.5.6.14

自信度 C

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